ぼくたちのナチュラルハイ!

健常者は見ちゃだめ!ぜったい!

第18話 「夢のデストラクション…!」

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第16話「マイパワー!」 第17話「や、やってやるぜぇい!」 の続編 ー

 

 

 

マウスの回想ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ときは遡り ー

 

マウスの中学生時代 ー

 

 

「 今週の土日 鑑定団で遊戯王の大会あるよ! 」

 

 

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<<  アロガン☆コレリック  >>

 

※ マウス☆ベラトールの同級生

 

 

マウス :「 そっか。 」

 

マウス :「 行くの? 」

 

 

アロガン :「 うん 」

 

 

マウス :「 おれもだ 」

 

マウス :「 今知った情報だが興味が湧いた 」

 

 

マウス :「 けど当然 場所は知らない 」

 

マウス :「 おれも連れてってよ? 」 

 

 

場面切り変わり ー

 

ショップ鑑定団 ー

 

土曜日 ー

 

 

アロガン :「 今日何のデッキ持ってきた? 」

 

 

マウス :「 レスキューカットで、 」

 

マウス :「 Wセイバーエアぺルンやブラックハンサーを出して 」

 

マウス :「 ダークタイプポンパーをシンクロ召喚 」

 

マウス :「 ワンターンキルを狙うデッキさ。 」

 

マウス :「 アロガンはどんなデッキで出るんだ? 」

 

 

アロガン :「 帝デッキ 」

 

 

マウス :「 そっか。 」

 

マウス :「 ま どの道おれたちは途中で敗退。 」

 

マウス :「 どんなデッキを使おうと 」

 

マウス :「 プレイングミスの多発、相手のイカサマ、 」

 

マウス :「 ルールに関する無知とかで即退場だろうな。 」

 

 

「 お取込み中すいません 」

 

 

マウス :「 ん? 」

 

 

「 トレードとかって出来たりしますか? 」

 

 

マウス :「 ! 」

 

 

マウス :「 ええ。 できますよ。 」

 

 

「 カードファイルとかお持ちではないでしょうか? 」

 

 

マウス :「 今から出すところです… 」

 

 

 

トレード終了後 ー

 

 

アロガン :「 マウスのカードファイルすかすかじゃん 」

 

アロガン :「 ほとんどカード入ってないし。。 」

 

 

マウス :「 ライトロードモンクエイリアンの1stシークレット…! 」

 

マウス :「 海外先行のカードで英語版なんだ 」

 

マウス :「 この光り方だよ! 日本にはねーだろ? 」

 

マウス :「 斜めシークレットのことよ…! 」

 

マウス :「 それに全部英語っていうのも良い。 」

 

マウス :「 確かにカードファイルの中はすかすかに 」

 

マウス :「 されちまったがな・・ 」

 

 

アロガン :「 それ絶対ボッタくられてるやつじゃん 」

 

 

 

回想終わりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

マウス・・・( そう・・ )

 

マウス・・・( あのときだ )

 

マウス・・・( あのとき、 )

 

マウス・・・( ボクは生まれて初めて 見ず知らずの人と )

 

マウス・・・( カードをトレードしたんだよね… )

 

マウス・・・( 懐かしいなぁ・・・ )

 

マウス・・・( そして )

 

マウス・・・( ボクが初めてシャークトレードをされたのも )

 

マウス・・・( あのときだったよね… )

 

マウス・・・( ひどかったよなぁ・・・ )

 

マウス・・・( 思いっきりカードファイル。破壊されたよね… )

 

マウス・・・( これも思い出かなぁ・・・ )

 

マウス・・・( そうそう )

 

マウス・・・( それでね )

 

マウス・・・( ここからが本題なんだけどね )

 

マウス・・・( ボクは過去にされたことをとっても根に持つんだ… )

 

マウス・・・( それでね )

 

マウス・・・( ボクから初めてシャークトレードをした人なんだけどね、 )

 

マウス・・・( それがね )

 

マウス・・・(  “ オッフル☆ナダム ”  )

 

 

 

 

 

  ー 第18話 「夢のデストラクション…!」 ー

 

 

 

 

 

電車内ー ( 朝 )

 

ボリっ ボリっ・・ ( 鳩サブレーを食している音 )

 

 

マウス :「 ♪ 」

 

 

:「 おぉおおい…!!! 」

 

 

マウス :「 ? 」

 

 

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<<  ヘヴイ☆マーレ  >>

 

※マウスと同じ高校 同学年

 

 

ヘヴイ :「 おれにも1袋くれよ 」

 

 

マウス :「 こ、怖いなぁ~笑 」

 

マウス :「 勢いすごいですよ? 」

 

 

ヘヴイ :「 いいからくれよ 」

 

 

マウス :「 はいはい笑 」

 

マウス :「 勿論 あげますよ ( ニッコリ ) 」

 

 

 

翌日ー

 

電車内ー ( 朝 )

 

 

ボリっ ボリっ・・ ( 鳩サブレーを食している音 )

 

 

マウス :「 ♪ 」

 

 

ヘヴイ :「 おいおい 」

 

ヘヴイ :「 おめーまた朝から鳩サブレー食ってんのかよ 」

 

 

マウス :「 いやぁ~ 」

 

マウス :「 いつもカバンの中に入ってるもんで つい つい 」

 

マウス :「 手が出ちゃうんですよぉ~笑 」

 

 

ヘヴイ :「 ・・ 」

 

 

ガシっ!

 

( マウスから鳩サブレーの未開封を1枚奪う )

 

 

マウス :「 何も奪い取らなくても 」

 

マウス :「 欲しいって伝えてさえくれれば 」

 

マウス :「 ちゃんとあげますからぁ~笑 」

 

マウス :「 ボクってそんなケチに見えますぅ? 」

 

 

ヘヴイ・・・( ブチィ…! )

 

 

グシャ グシャ グシャァア…!

 

ヘヴイは奪った鳩サブレーを開封しないままの状態で粉々に砕いた。

 

それは鳩サブレーの鳩の面影がまるでない粉末状態と化していた。

 

 

マウス :「 ! 」

 

 

ヘヴイ :「 っぷw 」

 

ヘヴイ :「 ぷはっはっはっはっはっはっはっはwwwwww 」

 

 

マウス :「 ・・・ 」

 

 

ヘヴイ :「 鳩が粉になっちゃってww 」

 

ヘヴイ :「 こ、粉wwwwwwwwwwwwwwwwww 」

 

ヘヴイ :「 あっはっはっはっはっはっはっはwwwwww 」

 

ヘヴイ :「 朝から腹痛えェなオイっ!www 」

 

 

マウス :「 ひどいことするんですね・・ 」

 

 

 

ヘヴイは大声で笑いながら別の車両へ移動する。

 

 

 

マウス・・・( これが )

 

マウス・・・(  “ 目に見える悪い人 ” ってやつですか・・ )

 

マウス・・・( ほんと 同情しちゃうなぁ・・ )

 

マウス・・・( ところで )

 

マウス・・・( ボクの中で1つのくくりというか・・ )

 

マウス・・・( そうですね・・ )

 

マウス・・・( 基準と言ったほうがわかりやすいですかね? )

 

マウス・・・( そう…! ボクの場合はポイント制なんですっ…! )

 

マウス・・・( それを “ マウスポイント ” っていうんですけどね、 )

 

マウス・・・( 簡単に説明すると )

 

マウス・・・( ボクにとって良い人! )

 

マウス・・・( つまりボクが評価している人間には )

 

マウス・・・( マウスポイントが自動的に付いちゃうんですぅ! )

 

マウス・・・( 例えばボクのために動いてくれた結果、 )

 

マウス・・・( 良い成果を出してくれた場合などなどぉ~! )

 

マウス・・・( ま この場合1ポイントなんだけどね。 )

 

マウス・・・( このポイントは好印象ごとに )

 

マウス・・・( どんどん…! 貯まっていくんですぅ! )

 

マウス・・・( しかしながら… )

 

マウス・・・( ボクにとって悪い人 )

 

マウス・・・( つまりボクがマイナスだとみなした場合、 )

 

マウス・・・( そう評価してしまった人間には )

 

マウス・・・( 残念ながらその “ 罪の度合い ” によってポイントが )

 

マウス・・・( いくつか差し引かれることになってしまうんです… )

 

マウス・・・( 当然元々の評価がプラスマイナスゼロの場合で )

 

マウス・・・( いきなりマイナスになってしまった場合や、 )

 

マウス・・・( 既存のポイントから差し引いていった結果 )

 

マウス・・・( トータルでマウスポイントが )

 

マウス・・・( マイナス状態になってしまった場合には )

 

マウス・・・( 取り返しがつかない状態になってしまいます… )

 

マウス・・・( そうなったら )

 

マウス・・・( もれなくぅ…! ボクからの “ 素敵な贈りもの ” )

 

マウス・・・( を受け取る権利を手に入れることが )

 

マウス・・・( できてしまうんですぅ…! )

 

マウス・・・( おわかりですかぁ?? )

 

マウス・・・( そう…! )

 

マウス・・・( “ ヘヴイ☆マーレ ” さんは )

 

マウス・・・( つい先ほどの展開で マウスポイントが完全に )

 

マウス・・・( “ マイナス ” になってしまったんですよぉ~…! )

 

マウス・・・( つまり彼に待っているのは・・ )

 

マウス・・・( “ 一方的な無慈悲 ” )

 

 

 

列車は きみがさらず という駅へ到着。

 

電車の扉が開くと。

 

 

フーリガン :「 先輩!おへよぜまぁーす! 」

 

フーリガン :「 さっそく 」

 

フーリガン :「 昨日収穫(盗んだ)したカード 」

 

フーリガン :「 買い取ってくださいましー!笑 」

 

 

マウス :「 喜んで♬ 」

 

マウス :「 ところで “ 相談 ” があるんですが・・ 」

 

マウス :「 ちょっといいですかね? 」

 

 

 

数日後ー

 

電車内にてー ( 夕方 )

 

 

フーリガン :「 よぉ笑 」

 

 

:「 な、なんだよぉ 」

 

 

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<<  ヒッポ☆オーバーバイト  >>

 

フーリガンと同じ高校 フーリガンの同級生

 

 

フーリガン :「 今日学校で “ 言った通り ” にしろよォ 」

 

 

ヒッポ :「 わ、わかってるぞぉお 」

 

 

フーリガン :「 フン!笑 」

 

 

 

フーリガン・・・( 楽しくなってきた! )

 

フーリガン・・・( こういうのほんと たまんねんだよ笑 )

 

 

 

すると列車連結部分の扉が開く。

 

ガシャァン!

 

 

ヘヴイ :「 はっはっはっはっは…!! 」

 

 

ヘヴイが高笑いしながら、

 

ヒッポとフーリガンのいる車両へやってきた。

 

 

コツっ コツっ コツっ コツっ・・ ( ヘヴイの足音 )

 

 

ヒッポ・・・( な、なんでこんな事にぃい~、、、、 )

 

ヒッポ・・・( で、でもやらないと殺されるし、 )

 

ヒッポ・・・( やったらやったで殺されそうだし、 )

 

ヒッポ・・・( こ、これ どう転んでも駄目じゃぁ~ん、、、、、 )

 

ヒッポ・・・( ど、どうしよう )

 

ヒッポ・・・( で、でもやるしか。。。 )

 

ヒッポ・・・( うぅ…!! )

 

 

 

ヘヴイ :「 え・・!!? 」

 

 

次の瞬間ヒッポの足につまづいたヘヴイが激しく転倒する。

 

 

バ、バタン…!

 

 

ヘヴイ :「 ・・・・・・!! 」

 

ヘヴイ :「 て、てめえ… 」

 

 

 

回想ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

フーリガン :「 おいヒッポぉ…!! 」

 

 

ヒッポ :「 な、なんですかぁあ… 」

 

 

フーリガン :「 今からオレが言うことをやれ 」

 

 

ヒッポ :「 えぇえ・・ な、なにをぉ~?? 」

 

 

フーリガン :「 まぁ~まぁ~ 簡単だって笑 」

 

フーリガン :「 オレの携帯を見ろ 」

 

 

フーリガンが携帯の画面をヒッポに見せる。

 

 

ヒッポ :「 だ、誰なんですかこれぇえ・・ 」

 

 

フーリガン :「 こいつが電車内で 」

 

フーリガン :「 おまえが座ってる車両に入ってきたら 」

 

フーリガン :「 足を引っかけて転倒させろ 」

 

 

ヒッポ :「 えぇええ・・ 」

 

 

フーリガン :「 おまえが座ってる位置をこいつが 」

 

フーリガン :「 通過しようとしたときでいい 」

 

 

ヒッポ :「 そ、そんなの無理だよぉ。。 」

 

 

フーリガン :「 無理じゃねんだよ…!! 」

 

 

ヒッポ :「 え、えぇえええ~。。。 」

 

 

フーリガン :「 おい! 」

 

 

ヒッポ :「 へ? 」

 

 

フーリガン :「 おめーやんなかったらぶっ殺すかんな 」

 

 

ヒッポ :「 ・・ 」

 

ヒッポ :「 で、でもなんで、 」

 

ヒッポ :「 そんなことする必要あるんですかぁあ。。 」

 

 

フーリガン :「 教えるわけねーだろ 」

 

フーリガン :「 口を割る可能性があるからな 」

 

フーリガン :「 勿論オレに指示されたことは 」

 

フーリガン :「 絶対に言うんじゃねえぞ 」

 

フーリガン :「 たまたまを演じろ 」

 

 

フーリガン :「 そして転倒させたら即謝れ 」

 

フーリガン :「 何をされても謝り続けろ 」

 

フーリガン :「 わかった? 」

 

 

ヒッポ :「 は、は、 はいぃ。。 」

 

 

回想終わりーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ヒッポはヘヴイに胸ぐらを掴まれる。

 

 

フーリガン・・・( はっはっはっはっはwwwwwwww )

 

フーリガン・・・( 手で顔 隠して )

 

フーリガン・・・( 笑ってんの誤魔化すのでやっとだぜw )

 

 

ヒッポ・・・( やばいどうしようどうすれば )

 

ヒッポ・・・( ああどうしたらいいんだぁ~、、、 )

 

ヒッポ・・・( こ、怖い 謝るしかない、、 )

 

ヒッポ・・・( 言われた通り謝り続けるしかなぁいぃぃ、、、 )

 

 

 

ヘヴイ :「 おい 」

 

 

ヒッポ :「 ひぃい、、、 」

 

 

ヘヴイ :「 誰を転倒させてんだよ 」

 

 

ヒッポ :「 あ、あぁ、、 」

 

ヒッポ :「 す、す、すいませんでしたぁ。。。 」

 

 

ヘヴイ :「 座れ 」

 

 

ヒッポ :「 は、はいぃ、、 」

 

 

ヒッポは座席に座る。

 

 

ヘヴイ :「 そこじゃねえよ 」

 

 

フーリガン・・・( っぷw )

 

フーリガン・・・( ぷっはっはっはっはっはっはwwwwwww )

 

 

ヒッポ :「 へ、、、? 」

 

 

ヒッポは察して列車の床にすぐに正座した。

 

 

ヒップ :「 ぐ。 ぐぐぐぐぅぅう、、、、、( 怖いぃ ) 」

 

 

ガ、 ガ ギ ュ ン…!!

 

 

ヒッポ :「 うっ… 」

 

 

ヘヴイはヒッポの頭を踏みつける。

 

 

ヒッポ :「 ほ、本当に ず、ずぃまぜんでしたぁあ、、、 」

 

ヒッポ :「 ゆ、ゆるじでくだざぁいぃぃ、、、、 」

 

 

 

翌日ー

 

電車内にてー

 

 

フーリガン :「 先輩! 」

 

 

ヘヴイ :「 ! 」

 

 

フーリガン :「 大変なことになってますよ…! 」

 

フーリガン :「 ハァ… ハァ… 」

 

 

ヘヴイ :「 なに? 」

 

 

フーリガン :「 き、きみがさらずの輩 から 」

 

フーリガン :「 よ、呼び出しくらってます…! 」

 

 

ヘヴイ :「 おれが? 」

 

 

フーリガン :「 はい… 」

 

 

ヘヴイ :「 なんで? 」

 

 

フーリガン :「 昨日先輩、電車で土下座させたじゃないですか! 」

 

フーリガン :「 きみがさらずの輩が 」

 

フーリガン :「 そいつのこと気にいってるみたいで… 」

 

 

ヘヴイ :「 ・・ 」

 

ヘヴイ :「 っぷww 」

 

ヘヴイ :「 ぷっはっはっはっはっはっはっはwwwwww 」

 

ヘヴイ :「 んなわけあるか 」

 

ヘヴイ :「 きみがさらずの輩ともあろう者が 」

 

ヘヴイ :「 あのへなちょこの肩を持つわけがねーだろ…! 」

 

ヘヴイ :「 おめー適当なことぬかしてんじゃねえぞ 」

 

 

フーリガン :「 そう思うなら、 」

 

フーリガン :「 出向いて確認してみればいいじゃないですか! 」

 

 

ヘヴイ :「 いつ? 」

 

 

フーリガン :「 今日この後でも大丈夫だと思いますよ 」

 

フーリガン :「 ちょうど この電車 」

 

フーリガン :「 きみがさらず方面に向かってるんで 」

 

 

ヘヴイ :「 ハッタリだったらてめーもぶっとばすぞ 」

 

 

フーリガン :「 いいっすよ! 」

 

フーリガン :「 なんなら一緒に行きます? 」

 

 

ヘヴイ :「 おまえ その輩たち と面識あんの? 」

 

 

フーリガン :「 はい!ありますよ!! 」

 

フーリガン :「 なんたってその先輩たちに直接言われてるんで! 」

 

 

ヘヴイ :「 行こうよ 」

 

ヘヴイ :「 呼び出さなくても何かあんなら 」

 

ヘヴイ :「 こっちから行ってやっからよ 」

 

 

 

フーリガン・・・( 先輩行くって言ってるけど )

 

フーリガン・・・( 逝くの間違いなんじゃないっすかぁ~笑笑 )

 

フーリガン・・・( めっちゃテンション上がってきた!! )

 

 

 

翌朝ー

 

学校の教室にてー

 

 

教官 :「 おい おまえその顔どうした? 」

 

 

そこには顔面がボッコボッコに赤く腫れあがった、

 

まるでカレーパンマンのような

 

皮膚が垂れ下がったかのようにとても痛々しいヘヴイの姿が。

 

 

ヘヴイ :「 お、親父に殴られました! 」

 

 

 

回想ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

きみがさらずーー

 

 

 

「 おまえか 」

 

 

ヘヴイ :「 ・・・・・・!!!! 」

 

 

「 とりあえず座ろうや 」

 

 

ヘヴイはその姿を見た瞬間に勝負を諦めた…

 

自分とは次元が違うことを察して

 

素直に正座するしか選択肢はなかったのだ…

 

 

ゴ ガ ァ ア ン … ! ! ! !

 

 

ヘヴイの顔面に拳が炸裂した。

 

 

ヘヴイ :「 ・・・・・・っ… 」

 

 

バ ギ ャ ァ ア ン … ! ! ! !

 

 

再び拳がヘヴイの顔面を襲う。

 

 

ゴ ギ ャ ァ ア ン … ! ! ! !

 

バ ジ ュ ッ … ! ! ! !

 

グ ギ ャ ァ ア ン … ! ! ! !

 

 

ヘヴイ :「 ふーっ… ふーっ… 」

 

 

ボ シ ュ ゥ ッ … ! ! ! !

 

 

回想終わりーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

教官 :「 ほんまに親父に殴られたんか? いつじゃ? 」

 

 

ヘヴイ :「 き、昨日の夜ですっ! 」

 

 

教官 :「 よーそんな顔パンパンになるまで殴られたもんだ 」

 

教官 :「 真っ赤じゃちゅーて えぇ? 」

 

教官 :「 うちの教官にやられたわけでもあるめーしな 」

 

教官 :「 家でもしごかれとるんか? 」

 

 

ヘヴイ :「 ・・・ 」

 

 

教官 :「 まあ ええわ 」

 

 

教官が教室から退室すると。

 

マウスはヘヴイのいる席へ。

 

 

マウス :「 ヘヴイさん 大丈夫ですかぁ? 」

 

マウス :「 相当殴られたみたいですねぇー ( ふむふむ ) 」

 

 

ヘヴイ ( ギロ…! ) マウスを睨めつける。

 

 

ヘヴイ :「 てめーには関係ねーだろ 」

 

 

 

マウス・・・( 関係ありありですよぉ~笑笑 )

 

マウス・・・( ま 何も知らないんだからそりゃそうだよね )

 

マウス・・・( チャンチャカチャンチャン…♬♪♩ )

 

マウス・・・( チャンチャカチャンチャン…♩♬♪ )

 

マウス・・・( チャンチャカチャンチャンチャーーンwwwww )

 

マウス・・・( はい、君はマウスポイントが )

 

マウス・・・( マイナスになっちゃったので )

 

マウス・・・( 破壊が確定しちゃったんですぅ~笑 )

 

マウス・・・( 略して破確ぅっ…! )

 

マウス・・・( 本来ならいつも通り搾取が目的なんですが、 )

 

マウス・・・( 今回はボク1人でやっつけるのは難しいと思ったので )

 

マウス・・・( フーリガンさんに )

 

マウス・・・( 代わりにやっつけてもらうことにしましたぁ~っ…! )

 

マウス・・・( てへへっ♬ )

 

マウス・・・( なので搾取したとしてもっ! )

 

マウス・・・( ボクのところには1円も入ってこないんですぅ…!! )

 

マウス・・・( それでもね・・ )

 

マウス・・・( ボクはやりたいと思ったんです… )

 

マウス・・・( なにせ…!! )

 

マウス・・・( “ 鳩サブレー1枚の仇 ” ですからっ…! )

 

マウス・・・( ニッコリ )

 

 

 

その日の放課後ー

 

電車内にてー

 

 

フーリガン :「 せんぱぁーい…!! 」

 

フーリガン :「 やりましたねぇ~っ…!!! 」

 

 

パチン…!

 

フーリガンとマウスは互いの手を勢いよくタッチ。

 

 

マウス :「 十分に楽しませてもらいましたよ・・ 」

 

マウス :「 彼 教官にその顔どうした?って質問されたとき 」

 

マウス :「 何て答えたと思います? 」

 

 

フーリガン :「 早く教えちゃってくださいよぉっ…! 」

 

 

マウス :「 お、親父に殴られました! 」

 

 

フーリガン :「 っぷww 」

 

フーリガン :「 ぷっはっはっはっはっはっはっはwwwwww 」

 

 

マウス :「 ところで彼 」

 

マウス :「 殴られただけで済んだんです? 」

 

 

フーリガン :「 そ、そんなわけないじゃないですかぁっ…! 」

 

フーリガン :「 ヘヴイのやつ、 」

 

フーリガン :「 卒業するまで 」

 

フーリガン :「 毎月金払うみたいっすよ…! 」

 

フーリガン :「 前金で30万今週中に払うみたいっすぅ!笑笑 」

 

 

マウス :「 なるほど。 アルバイトですか… 」

 

マウス :「 ちなみに受け取るのは誰なのか決まってるんです? 」

 

 

フーリガン :「 関わったおれの先輩っすね…! 」

 

フーリガン :「 多分おれにもくれると思いますよ…!! 」 

 

フーリガン :「 あっ! 」

 

フーリガン :「 そういえば 」

 

フーリガン :「 パクってきたカードあるんで 」

 

フーリガン :「 今日も買取お願いしや~っす笑笑 」

 

 

 

場面切り替わりー

 

カードショップ もけもけー

 

 

ビトレイアル :「 今日もだいぶ日本語版のカード強化されてんじゃん 」

 

ビトレイアル :「 米版賢者のファイルいくら破壊しても 」

 

ビトレイアル :「 次見たときには毎度のように復活してるからな・・ 」

 

ビトレイアル :「 すげえよ 」

 

 

マウス :「 いやぁ~ それほどでもぉ~笑 」

 

マウス :「 ところで メールで送られてきた画像ですが、 」

 

マウス :「 あれが海外から今週届いたカード全てってことで大丈夫です? 」

 

 

ビトレイアル :「 まー そうだけど 」

 

 

マウス :「 相変わらず すごいですねぇ~笑 」

 

 

ビトレイアル :「 いいからさっさと金払えよ 」

 

 

マウス :「 わかってますぅって笑 」

 

 

 

マウス・・・( 対オッフル☆ナダム様専用の爆弾をここで入手しっ…! )

 

マウス・・・( フーリガンたちチンピラ風情が )

 

マウス・・・( 自分より弱そうな奴らから )

 

マウス・・・( 奪い取ったり盗んだりしてごり押したカードを )

 

マウス・・・( 定期的に )

 

マウス・・・( 思わずソーラン節がしたくなるような安さで )

 

マウス・・・( 買い叩きっ…! )

 

マウス・・・( 平日は もけもけ にやってくる )

 

マウス・・・( マヌケでアホで馬鹿なカモ共を捕獲しては )

 

マウス・・・( シャクシャク シャークっ…! )

 

マウス・・・( 土日祝日は近所のカードショップで )

 

マウス・・・( 秋葉原にいそうなキモヲタ激臭デブとかに )

 

マウス・・・( 適当に話を合わせながら作り笑顔で搾取…! )

 

マウス・・・( まあ カドショにいる奴らの )

 

マウス・・・( 最低でも87%は奇形クソモブ障害モンスターだから )

 

マウス・・・( モンハンするのは義務ってところはあるしね )

 

マウス・・・( 別に何しても合法♡ )

 

マウス・・・( あと 朝電車で寝る暇があるなら周囲の学生たちが )

 

マウス・・・( カードファイルを広げていないか )

 

マウス・・・( ちゃんと確認しなさいって )

 

マウス・・・( ママに教わった可能性が )

 

マウス・・・( 0.0000000… 1%くらいは多分あるから )

 

マウス・・・( 朝マック食うみたいな感覚で )

 

マウス・・・( 朝から “ 朝シャーク ” してソウルチャージ! )

 

マウス・・・( なんだかんだいって ボクって働き者だから )

 

マウス・・・( こうしてみると1日も休んでいないんだよね )

 

マウス・・・( この汗水垂らして一生懸命頑張ってきた )

 

マウス・・・( ボクの死にもの狂いの努力は )

 

マウス・・・( 果たしていつ報われるときがくるのだろう… )

 

マウス・・・( 繰り返し繰り返し考えに考え続けた2秒間… )

 

マウス・・・( ようやく答えは導き出されたのです…! )

 

マウス・・・( あれから遂に )

 

マウス・・・( 2ヵ月のときが )

 

マウス・・・( 経とうとしているではありませんかっ…!! )

 

マウス・・・( は、激しい胸の高鳴りを感じます…! )

 

マウス・・・( ほんの僅かに揺れ動く限りなく広い大地の鼓動を…! )

 

マウス・・・( 優しく包まれるような… とても温かい… )

 

マウス・・・( 思わず身を委ねてしまいたくなる程の )

 

マウス・・・( 美しい天からの歌声を…! )

 

マウス・・・( そして大自然が織りなすこの星の最大の神秘… )

 

マウス・・・( 地球上のあらゆるものは無意識に )

 

マウス・・・( 波長を合わせその波動を伝え合うことで )

 

マウス・・・( 確かなつながりを示します…! )

 

マウス・・・( それこそが星の呼吸…! )

 

マウス・・・( この “ 地球 ” の呼吸を…!! )

 

マウス・・・( そうなんです… )

 

マウス・・・( これが…! )

 

マウス・・・( これが…!! )

 

マウス・・・( これこそが…!!! )

 

マウス・・・( “ 生きている ” という実感なんですぅっ! )

 

マウス・・・( 楽しみだなァアアア・・・・ )

 

マウス・・・( お、オッフル… )

 

マウス・・・( オッフル☆ナダムさァアアアアン…!!!! )

 

 

 

数日後ー

 

とあるカードショップー

 

デュエルスペースにてー

 

 

マウス :「 あれから2ヵ月… 」

 

マウス :「 その間も約束通り 」

 

マウス :「 ショーケース用のカードを買取っていただいていたので… 」

 

マウス :「 私もお約束した通り 」

 

マウス :「 私が所持する全海外版のカードをここへ持って参りました 」

 

 

ナダム :「 ふむ 」

 

ナダム :「 それでは是非とも拝見させていただこう 」

 

 

ナダム・・・( ようやくですな… )

 

ナダム・・・( わたくしが待ち望んでいたとき…! )

 

ナダム・・・( この少年の美しきコレクションが…! )

 

ナダム・・・( 見ているだけで心癒される高価なレアリティの数々が…! )

 

ナダム・・・( あの…! あの海外版のカードファイルだ…! )

 

ナダム・・・( 遂に…! 遂に…! 手に入るのですよ・・!! )

 

ナダム・・・( 全てはわたくしの物に…! )

 

ナダム・・・( 大人の力とは金の力なのです…! )

 

ナダム・・・( 少年の大事な宝物を )

 

ナダム・・・( こうも簡単に奪い取ることができる…! )

 

ナダム・・・( そのときが今なんですなァア…!! )

 

ナダム・・・( ゲっ…! )

 

ナダム・・・( ゲッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ…!! )

 

 

 

マウス :「 申し訳ございません 」

 

マウス :「 海外版のカードファイルなのですが 」

 

マウス :「 とてもじゃありませんがカードファイルなどに 」

 

マウス :「 入りきるようなレベルではなかったので 」

 

マウス :「 ほぼ全てストレージに入っています… 」

 

 

ナダム :「 ん? 」

 

 

 

マウス・・・( オッフル☆ナダムさん… )

 

マウス・・・( 残念ながら )

 

マウス・・・( あなたが予想しているカードの量とは )

 

マウス・・・( まったく比べものにならないんですぅ…!! )

 

マウス・・・( わかりますかぁ~っ?? )

 

マウス・・・( それほど尋常ではない )

 

マウス・・・( 莫大なカードたちを )

 

マウス・・・( このときのためダけにぃ…!! )

 

マウス・・・( たった2ヵ月で用意してきたんデすよぉ~っ!! )

 

マウス・・・( ふっ…! )

 

マウス・・・( ふふふっ…! )

 

マウス・・・( 早くみせてほしいなぁ・・・・・ )

 

マウス・・・( あなたは )

 

マウス・・・( 今から私が放つ爆弾に耐えられますかぁ~?? )

 

マウス・・・( そしていつまでその余裕の表情を )

 

マウス・・・( 保ち続けることができますかぁ~?? )

 

マウス・・・( 人間とは作品なんです・・! )

 

マウス・・・( それぞれに存在する、 )

 

マウス・・・( あらゆる環境から性格が生みだされるように… )

 

マウス・・・( 今までに味わったことのない、 )

 

マウス・・・( 巨大な衝撃を身を持って体感することで )

 

マウス・・・( 脳と精神は多大な影響を受けます… )

 

マウス・・・( そうすることで人そのものが変わってしまう…! )

 

マウス・・・( これを意図的に行うことで )

 

マウス・・・( 人間という面白さを )

 

マウス・・・( 極限までに引き出すことができるんですよォ…! )

 

マウス・・・( これこそが…! )

 

マウス・・・( この世全ての中で唯一 本物と呼ぶに相応しい )

 

マウス・・・( “ 芸術 ” だとは思いません?? )

 

マウス・・・( ふふっ…! )

 

マウス・・・( ふふふっ…! )

 

マウス・・・( アっはっはっはっはっはっはっはっはっは…!!!! )

 

マウス・・・( そう・・・・・! )

 

マウス・・・( それがボクの生きがいなんですよォオ・・・!! )

 

 

 

マウス :「 それではお見せいたします…! 」

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( 机にカードの束が撒かれる )

 

 

ナダム :「 !!!? 」

 

 

ナダム :「 な、なんだこれはぁああ…!!? 」

 

 

マウス :「 ご覧の通り 」

 

マウス :「 カオスソーサリーの米TUウルトラでございます 」

 

 

※ カオスソーサリーの当時のレートは約4000程。

 

 

ナダム :「 こ、これ全部がかぁ…!?? 」

 

 

マウス :「 はい…! 」

 

マウス :「 ナダムさんに満足していただけるよう、 」

 

マウス :「 57枚ご用意いたしました 」

 

 

ナダム :「 おま、、 」

 

ナダム :「 これだけで20万超えるじゃねぇかよおおお… 」

 

 

 

ナダム・・・( 待て待て… )

 

ナダム・・・( 一旦落ち着くんだ )

 

ナダム・・・( たまたまに決まっている… )

 

ナダム・・・( たまたまカオスソーサリーだけが )

 

ナダム・・・( おかしな量なんだ )

 

ナダム・・・( そんな簡単に入手困難な、 )

 

ナダム・・・( 海外版の高額カードを )

 

ナダム・・・( 大量に集められるはずがない )

 

ナダム・・・( ましてや高校生のガキがだぞ…?? )

 

ナダム・・・( 気を取り戻してこの取引を続行せねば…! )

 

 

 

ナダム :「 すまない 」

 

ナダム :「 続きといきましょう 」

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( 机にカードの束が撒かれる )

 

 

ナダム :「 !!!!?? 」

 

 

ナダム :「 ぶっ…! 」

 

ナダム :「 ぶぬがんじゃぁああああ…!! 」 驚きのあまり発する。

 

 

マウス :「 こちら、強欲で賢者な壺の米シクとなります 」

 

マウス :「 内訳としましては、 」

 

マウス :「 1stシークレットが27枚 」

 

マウス :「 アンリミシークレットが12枚の 」

 

マウス :「 合計39枚となります…! 」

 

 

※強欲で賢者な壺の当時のレートは1stが8000、アンリミが6000程。

 

 

 

ナダム・・・( フゥー…  フゥー… )

 

ナダム・・・( こ、こいつはいったい何を言ってるんだ )

 

ナダム・・・( しょ、正気か?? )

 

ナダム・・・( ま、まさか・・ )

 

ナダム・・・( おれを殺す気じゃねぇだろうな・・・? )

 

ナダム・・・( それよりいったいこんな量どこから、 )

 

ナダム・・・( 持ってきたというのだ…? )

 

ナダム・・・( こ、こんな馬鹿なことが・・ )

 

ナダム・・・( 出回りの数が少なく珍しいからこそ )

 

ナダム・・・( コレクションとして価値があるというもの・・ )

 

ナダム・・・( それをたったの2ヵ月でこの量だとでもいうのか…? )

 

ナダム・・・( 常識じゃ考えられない・・ )

 

ナダム・・・( まずその数を買おうとしても「もの」がないはず… )

 

ナダム・・・( それを高校生のガキがだぞ??? )

 

ナダム・・・( 到底できるとは思えぬ・・ )

 

ナダム・・・( なのに目の前には確かにそれがある… )

 

ナダム・・・( な、何が起きているというのだ・・・ )

 

 

 

マウス :「 こちらも電卓に足しておきますが 」

 

マウス :「 よろしいですか? 」

 

 

ナダム :「 あ、ああ… 」

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( 机にカードの束が撒かれる )

 

 

ナダム ・ ・ ・ ( 冷汗 )

 

 

マウス :「 こちらは紙の警告の米レリと米ウルとなります 」

 

マウス :「 内訳についてですが、 」

 

マウス :「 1stレリが10枚、アンリミレリが15枚、 」

 

マウス :「 1stウルが23枚、アンリミウルが38枚となります 」

 

 

※紙の警告の当時のレートは1stレリ4500、アンリミレリが3000程。

 

※同じく1stウルが2500、アンリミウルが2000程。

 

 

ナダム :「 ・・・・・・!! 」

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらはダークアームドトラコンの1stシクとアンリミシク… 」

 

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらはツアーカイトの1stシクとアンリミシク… 」

 

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらはリホーンテングのウルと1stスーパー… 」

 

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらはオネスタの1stシクとアンリミシク… 」

 

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらは増殖するZ 1stシクとアンリミシク… 」

 

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらはトラゴエディヤTUレリ… 」

 

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらはリビングデッドの喘ぎ声の1stウルとアンリミウル… 」

 

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらは劇流葬の1stウルとアンリミウル… 」

 

 

 

 バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらは紙の宣告の1stウルとアンリミウル… 」

 

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらは開闢の試写MCシークレット… 」

 

 

 

 バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらはプラックホールTUウルトラ… 」

 

 

 

バ バ バ ァ … ! ! ( さらに机にカードの束が撒かれる )

 

 

マウス :「 こちらはターミナル系となります… 」

 

マウス :「 ナチュピ米DTウル、ミストポーム米DTウル… 」

 

マウス :「 パルギオン米DTウル、プリューナク米DTウル… 」

 

マウス :「 ケルペラリュ米DTスー、クリムロ米DTスー… 」

 

 

ナダム :「 ちょっ… ちょっと待った…! 」

 

 

マウス :「 ? 」

 

 

ナダム :「 ハァ… ハァ… 」

 

 

ナダムは手を震わせながら 必死に 手のひらを前に出す。

 

 

ナダム :「 そ、そんな量 買えるわけない… 」

 

 

ナダム :「 もうお腹いっぱい… 」

 

 

ナダム :「 限界を超えている… 」

 

 

 

マウス :「 何を言っておられるのですか? 」

 

マウス :「 これはあなたが望んだ通りの結果ではないのですか? 」

 

 

ナダム :「 りょ、りょ、量が多すぎなんだよぉおお… 」

 

 

 

マウス・・・( ンなもん知るかよ ばぁあーーーーーか笑笑 )

 

マウス・・・( おめーが海外版のカードファイルを )

 

マウス・・・( 譲ってほちいとかって自分からちゃんと )

 

マウス・・・( ぼくはカモですって自己紹介してきたから )

 

マウス・・・( こっちは超特別に搾取する気満々 破壊する気満々 )

 

マウス・・・( 殺る気満々でサービス精神でもって )

 

マウス・・・( ちゃんといっぱい集めてきてやったんだろーがタコ )

 

マウス・・・( そもそもの問題、 )

 

マウス・・・( クソモブ賢者ゴミ養分の分際で口答えしてんじゃねーよ )

 

マウス・・・( 黙ってさっさと全部買えや笑 )

 

 

 

ナダム :「 お、おれはな 」

 

ナダム :「 ぜ、全部で100万くらいだと お、思ってたんだ 」

 

ナダム :「 今のだけで余裕で100万超えてんじゃんかよぉおお… 」

 

 

 

マウス・・・( う、美しい…!! )

 

マウス・・・( 芸術の花が開花するこの感じよ♬ )

 

マウス・・・( たまらないね )

 

マウス・・・( 普通に接するだけの関係なら )

 

マウス・・・( 到底見れるようなもんじゃないじゃない? )

 

マウス・・・( 極限芸術ってやつだよ )

 

マウス・・・( おれが心の底から本当に幸せだと思える瞬間ってのはね、 )

 

マウス・・・( 己の手を意図した上で、その対象に加えることで )

 

マウス・・・( 強い影響力を与え、そこから生み出される )

 

マウス・・・( 限りなく凝縮された人間の究極変化ってやつよ )

 

マウス・・・( つまりは “ 新しい人間 ” への開拓…!! )

 

マウス・・・( その実現とその過程を見守るのがおれの役目ってわけ )

 

マウス・・・( それは ときには師となり、ときには悪となり、 )

 

マウス・・・( また ときには神にすらなる… )

 

マウス・・・( これこそが 創造主たる技…! )

 

マウス・・・( 神に近いとされる人間という生命だからゆえ可能な )

 

マウス・・・( 極上のゲーム…!! )

 

マウス・・・( おれは既に見つけていたのだ… )

 

マウス・・・( この上ない “ 最高の快楽 ” を・・・・! )

 

マウス・・・( クックックック… )

 

マウス・・・( 謹んで感謝することだな・・ )

 

マウス・・・( 貴様に “ 敗北 ” とは何かを教えてやる…! )

 

マウス・・・( “ 未体験 ” のな・・・! )

 

 

 

マウス :「 ならば約束をした際に 」

 

マウス :「 何故金額に上限を設けようという提案を 」

 

マウス :「 なさらなかったのですか? 」

 

 

ナダム :「 そ、それは、、 」

 

ナダム :「 み、見た感じ、100万くらいだなぁ~って 」

 

ナダム :「 き、君のカードファイルを見たときにお、思ったからだよぉ。。 」

 

ナダム :「 ま、まさか、こんな量がくるなんて 」

 

ナダム :「 思ってもなかったんだよぉおお。。。 」

 

 

マウス :「 私との約束1つ… 」

 

マウス :「 それを守ることができないということですか? 」

 

 

ナダム :「 だ、だから何回も言ってるけど、 」

 

ナダム :「 お、おれはこんな量がくるなんて想定外だったし 」

 

ナダム :「 無理なんだよぉおお… 」

 

ナダム :「 ほんと勘弁してくれぇ。。 」

 

ナダム :「 た、確かに約束は約束だけど 」

 

ナダム :「 げ、限度があるんだ 」

 

ナダム :「 この調子でいったら 」

 

ナダム :「 余裕で200万いくじゃぁーん。。。 」

 

ナダム :「 そんなん払えるわけねぇんだよぉおおお 」

 

 

 

マウス・・・( 本当に面白いな・・ )

 

マウス・・・( どんどん満たされていくのがわかるよ・・・ )

 

マウス・・・( ああ… これが “ 幸福感 ” ってやつなんだね・・ )

 

マウス・・・( 誰かを追い詰める度に感じてきたこの感覚にも )

 

マウス・・・( “ 味 ” があるんだけど )

 

マウス・・・( 君のはまだ感じたことがない味だね… )

 

マウス・・・( とても新鮮だよ・・・ )

 

マウス・・・( ん~~~っ!  な、なんという美味ぃイ…! )

 

マウス・・・( そりゃ当然対象者によって案件も異なるわけだから )

 

マウス・・・( やっつけてるときの幸福度も )

 

マウス・・・( それぞれ異なって感じるものだよね )

 

マウス・・・( うふふっ…! )

 

マウス・・・( みんな違って みんな良いってやつですよ!! )

 

 

 

マウス :「 オッフル☆ナダムさん…! 」

 

マウス :「 お忘れのようですので 」

 

マウス :「 今一度あらためて説明をさせていただきます…! 」

 

マウス :「 まず、あなたのほうから、 」

 

マウス :「 私の海外版のカードファイルをファイルごと 」

 

マウス :「 全て引き取りたいという提案がありました。 」

 

マウス :「 それにたいし私は、 」

 

マウス :「 海外版のカードファイルを引き渡すことの条件に 」

 

マウス :「 私が所有する全ての遊戯王カードを 」

 

マウス :「 買取っていただくことと、 」

 

マウス :「 既にこちらで入手が確定してしまっているが 」

 

マウス :「 まだこちらの手元には存在しないカードで 」

 

マウス :「 それらの入手が完了する度に 」

 

マウス :「 追って買取っていただくことを提案しました。 」

 

マウス :「 その理由として、 」

 

マウス :「 海外版のカードファイルのみを譲ってしまうと、 」

 

マウス :「 良質なコレクションのみを失い、 」

 

マウス :「 中途半端に別のカードが大量に残ってしまうために 」

 

マウス :「 一度引退するという意味合いで 」

 

マウス :「 全て売却したいという意志表示によるものでした。 」

 

マウス :「 あなたは私のこの提案にたいし、 」

 

マウス :「 こちらの事情をしっかりと考慮した上で 」

 

マウス :「 了承してくださりました。 」

 

マウス :「 何か間違いはありますか? 」

 

 

ナダム :「 ぐぬぬぬぅ。。。 」

 

 

 

ナダム・・・( まずいですな… 実にまずい… )

 

ナダム・・・( このまま続行していけば )

 

ナダム・・・( いったい全部でいくらになるのか )

 

ナダム・・・( まったく検討がつかない… )

 

ナダム・・・( 確かにこやつの言い分は間違いではない・・ )

 

ナダム・・・( だから問題なんだ… )

 

ナダム・・・( しかし所詮は高校生の脳みそぞ・・ )

 

ナダム・・・( それらしき適当な言いわけでもしておけば )

 

ナダム・・・( 買わなくて済みそうですなぁ・・ )

 

ナダム・・・( 我に戻るのだ… )

 

ナダム・・・( ここからは守りの態勢ですぞォ…! )

 

 

 

ナダム :「 わ、わかってる。。 」

 

ナダム :「 君の言ってることは間違ってないよ。。 」

 

ナダム :「 だ、だけどな、 」

 

ナダム :「 それは余裕があればの話なんだ。。 」

 

ナダム :「 こっちだって買えるだけの財力があれば 」

 

ナダム :「 もちろんちゃんと買ってるし、 」

 

ナダム :「 使える範囲のお金が全部で100万くらいだったから 」

 

ナダム :「 それ以上は無理なんよ。。 」

 

ナダム :「 しかも今日の海外版の前に 」

 

ナダム :「 ショーケース用のとかで結構買ってるわけだし 」

 

ナダム :「 それなんか合わせたら 」

 

ナダム :「 既に100万どころの騒ぎじゃないんだ。。 」

 

ナダム :「 それに、家の事情で車を買うことになってるんだけど 」

 

ナダム :「 それでも結構金が飛ぶし、 」

 

ナダム :「 本当に買える余裕がないんよ。。 」

 

ナダム :「 おれはとっくに無理してんだよぉお。。 」

 

 

マウス :「 悲しいなあ・・・ 」

 

マウス :「 大人って汚い生き物なんですかね? 」

 

マウス :「 人との約束なんて紙を破るように簡単に破って! 」

 

マウス :「 そのせいで大きな迷惑かけて! 」

 

マウス :「 知らない顔して! 」

 

マウス :「 平然としていられる・・ 」

 

マウス :「 それも全部 自分のためにですよっ…! 」

 

マウス :「 嘘と悪意にまみれた 」

 

マウス :「 ドス黒い世界・・・ 」

 

マウス :「 それが社会であって、 」

 

マウス :「 そこに生きる大人はみな… 」

 

マウス :「 似たように染まってしまっている・・ 」

 

マウス :「 それが… 」

 

マウス :「 一人前の人としての本質なんですかね? 」

 

 

ナダム :「 ・・・・・・・ 」

 

 

マウス :「 でもボクは… 」

 

マウス :「 信じていますよっ…!! 」

 

マウス :「 そんなはずあるわけないじゃないですかっ…!! 」

 

マウス :「 オッフル☆ナダムさん…! 」

 

マウス :「 あなたは必ずボクとの約束を守る…! 」

 

 

ナダム :「 ・・・・・・・ 」

 

 

マウス :「 誠実なところ… 尊敬してますからっ…! 」

 

 

 

ナダム・・・( おれは… )

 

ナダム・・・( どうすれば… … )

 

ナダム・・・( “ 正しい道 ” か… )

 

ナダム・・・( 確かに約束事なら今までちゃんと守ってきたよ… )

 

ナダム・・・( だから… )

 

ナダム・・・( 今までと同じように… )

 

ナダム・・・( それが正解だって言いたいんだろう? )

 

ナダム・・・( 正直だな… やっぱり… )

 

ナダム・・・( 自分に聞くのが… )