ぼくたちのナチュラルハイ!

健常者は見ちゃだめ!ぜったい!

第18話 「夢のデストラクション…!」

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第16話「マイパワー!」 第17話「や、やってやるぜぇい!」 の続編 ー

 

 

 

マウスの回想ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ときは遡りー

 

マウスの中学生時代ー

 

 

「 今週の土日 鑑定団で遊戯王の大会あるよ 」

 

 

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<<  アロガン☆コレリック  >>

 

※ マウス☆ベラトールの同級生

 

 

マウス :「 そっか 」

 

マウス :「 行くのか? 」

 

 

アロガン :「 うん 」

 

 

マウス :「 おれもだ 」

 

マウス :「 今知った情報だが興味が湧いた 」

 

マウス :「 問題はその鑑定団の場所を把握できてないことだな・・ 」

 

マウス :「 アロガン! 」

 

マウス :「 ついでにおれも連れてってくれ 」

 

 

 

場面切り変わりー

 

ショップ鑑定団ー

 

土曜日ー

 

 

アロガン :「 今日何のデッキ持ってきた? 」

 

 

マウス :「 レスキューカットで 」

 

マウス :「 セイバーエアぺルンやブラックハンサーを出して 」

 

マウス :「 ダークタイプポンパーをシンクロ召喚 」

 

マウス :「 ワンターンキルを狙うデッキさ 」

 

マウス :「 アロガンはどんなデッキで出るんだ? 」

 

 

アロガン :「 帝デッキ 」

 

 

マウス :「 そっか 」

 

マウス :「 ま どの道おれたちは途中で敗退 」

 

マウス :「 どんなデッキを使おうと 」

 

マウス :「 プレイングミスの多発で即退場だろうな 」

 

 

「 お取込み中すいません 」

 

 

マウス :「 ん? 」

 

 

「 トレードとかって出来たりしますか? 」

 

 

マウス :「 ! 」

 

マウス :「 ええ… できますが 」

 

 

「 カードファイルとかお持ちではないでしょうか? 」

 

 

マウス :「 ありますよ 」

 

 

 

トレード終了後ー

 

 

アロガン :「 マウスのカードファイルすかすかじゃん 」

 

アロガン :「 ほとんどカード入ってないし。。 」

 

 

マウス :「 ライトロードモンクエイリアンの1stシークレット…! 」

 

マウス :「 海外先行のカードで英語版なんだ 」

 

マウス :「 この光り方だよ 日本にはねーだろ? 」

 

マウス :「 斜めシークレットのことさ 」

 

マウス :「 それに全部英語っていうのも良い 」

 

マウス :「 ま 確かにカードファイルの中はすかすかに 」

 

マウス :「 されちまったがな 」

 

 

アロガン :「 それ絶対ボッタくられてるやつじゃん 」

 

 

 

回想終わりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

マウス・・・( そう・・ )

 

マウス・・・( あのときだ )

 

マウス・・・( あのとき、 )

 

マウス・・・( ボクは生まれて初めて 見ず知らずの人と )

 

マウス・・・( カードをトレードしたんだよね… )

 

マウス・・・( 懐かしいなぁ・・・ )

 

マウス・・・( そして )

 

マウス・・・( ボクが初めてシャークトレードをされたのも )

 

マウス・・・( あのときだったよね… )

 

マウス・・・( ひどかったよなぁ・・・ )

 

マウス・・・( 思いっきりカードファイル。破壊されたよね… )

 

マウス・・・( これも思い出かなぁ・・・ )

 

マウス・・・( そうそう )

 

マウス・・・( それでね )

 

マウス・・・( ここからが本題なんだけどね )

 

マウス・・・( ボクは過去にされたことをとっても根に持つんだ… )

 

マウス・・・( それでね )

 

マウス・・・( ボクから初めてシャークトレードをした人なんだけどね、 )

 

マウス・・・( それがね )

 

マウス・・・(  “ オッフル☆ナダム ”  )

 

 

 

 

 

  ー 第18話 「夢のデストラクション…!」 ー

 

 

 

 

 

電車内ー ( 朝 )

 

ボリっ ボリっ・・ ( 鳩サブレーを食している音 )

 

 

マウス :「 ♪ 」

 

 

:「 おぉおおい…!!! 」

 

 

マウス :「 ? 」

 

 

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<<  ヘヴイ☆マーレ  >>

 

※マウスと同じ高校 同学年

 

 

ヘヴイ :「 おれにも1袋くれよ 」

 

 

マウス :「 こ、怖いなぁ~笑 」

 

マウス :「 勢いすごいですよ? 」

 

 

ヘヴイ :「 いいからくれよ 」

 

 

マウス :「 はいはい笑 」

 

マウス :「 勿論 あげますよ ( ニッコリ ) 」

 

 

 

翌日ー

 

電車内ー ( 朝 )

 

 

ボリっ ボリっ・・ ( 鳩サブレーを食している音 )

 

 

マウス :「 ♪ 」

 

 

ヘヴイ :「 おいおい 」

 

ヘヴイ :「 おめーまた朝から鳩サブレー食ってんのかよ 」

 

 

マウス :「 いやぁ~ 」

 

マウス :「 いつもカバンの中に入ってるもんで つい つい 」

 

マウス :「 手が出ちゃうんですよぉ~笑 」

 

 

ヘヴイ :「 ・・ 」

 

 

ガシっ!

 

( マウスから鳩サブレーの未開封を1枚奪う )

 

 

マウス :「 何も奪い取らなくても 」

 

マウス :「 欲しいって伝えてさえくれれば 」

 

マウス :「 ちゃんとあげますからぁ~笑 」

 

マウス :「 ボクってそんなケチに見えますぅ? 」

 

 

ヘヴイ・・・( ブチィ…! )

 

 

グシャ グシャ グシャァア…!

 

ヘヴイは奪った鳩サブレーを開封しないままの状態で粉々に砕いた。

 

それは鳩サブレーの鳩の面影がまるでない粉末状態と化していた。

 

 

マウス :「 ! 」

 

 

ヘヴイ :「 っぷw 」

 

ヘヴイ :「 ぷはっはっはっはっはっはっはっはwwwwww 」

 

 

マウス :「 ・・・ 」

 

 

ヘヴイ :「 鳩が粉になっちゃってww 」

 

ヘヴイ :「 こ、粉wwwwwwwwwwwwwwwwww 」

 

ヘヴイ :「 あっはっはっはっはっはっはっはwwwwww 」

 

ヘヴイ :「 朝から腹痛えェなオイっ!www 」

 

 

マウス :「 ひどいことするんですね・・ 」

 

 

 

ヘヴイは大声で笑いながら別の車両へ移動する。

 

 

 

マウス・・・( これが )

 

マウス・・・(  “ 目に見える悪い人 ” ってやつですか・・ )

 

マウス・・・( ほんと 同情しちゃうなぁ・・ )

 

マウス・・・( ところで )

 

マウス・・・( ボクの中で1つのくくりというか・・ )

 

マウス・・・( そうですね・・ )

 

マウス・・・( 基準と言ったほうがわかりやすいですかね? )

 

マウス・・・( そう…! ボクの場合はポイント制なんですっ…! )

 

マウス・・・( それを “ マウスポイント ” っていうんですけどね、 )

 

マウス・・・( 簡単に説明すると )

 

マウス・・・( ボクにとって良い人! )

 

マウス・・・( つまりボクが評価している人間には )

 

マウス・・・( マウスポイントが自動的に付いちゃうんですぅ! )

 

マウス・・・( 例えばボクのために動いてくれた結果、 )

 

マウス・・・( 良い成果を出してくれた場合などなどぉ~! )

 

マウス・・・( ま この場合1ポイントなんだけどね。 )

 

マウス・・・( このポイントは好印象ごとに )

 

マウス・・・( どんどん…! 貯まっていくんですぅ! )

 

マウス・・・( しかしながら… )

 

マウス・・・( ボクにとって悪い人 )

 

マウス・・・( つまりボクがマイナスだとみなした場合、 )

 

マウス・・・( そう評価してしまった人間には )

 

マウス・・・( 残念ながらその “ 罪の度合い ” によってポイントが )

 

マウス・・・( いくつか差し引かれることになってしまうんです… )

 

マウス・・・( 当然元々の評価がプラスマイナスゼロの場合で )

 

マウス・・・( いきなりマイナスになってしまった場合や、 )

 

マウス・・・( 既存のポイントから差し引いていった結果 )

 

マウス・・・( トータルでマウスポイントが )

 

マウス・・・( マイナス状態になってしまった場合には )

 

マウス・・・( 取り返しがつかない状態になってしまいます… )

 

マウス・・・( そうなったら )

 

マウス・・・( もれなくぅ…! ボクからの “ 素敵な贈りもの ” )

 

マウス・・・( を受け取る権利を手に入れることが )

 

マウス・・・( できてしまうんですぅ…! )

 

マウス・・・( おわかりですかぁ?? )

 

マウス・・・( そう…! )

 

マウス・・・( “ ヘヴイ☆マーレ ” さんは )

 

マウス・・・( つい先ほどの展開で マウスポイントが完全に )

 

マウス・・・( “ マイナス ” になってしまったんですよぉ~…! )

 

マウス・・・( つまり彼に待っているのは・・ )

 

マウス・・・( “ 一方的な無慈悲 ” )

 

 

 

列車は きみがさらず という駅へ到着。

 

電車の扉が開くと。

 

 

フーリガン :「 先輩!おへよぜまぁーす! 」

 

フーリガン :「 さっそく 」

 

フーリガン :「 昨日収穫(盗んだ)したカード 」

 

フーリガン :「 買い取ってくださいましー!笑 」

 

 

マウス :「 喜んで♬ 」

 

マウス :「 ところで “ 相談 ” があるんですが・・ 」

 

マウス :「 ちょっといいですかね? 」

 

 

 

数日後ー

 

電車内にてー ( 夕方 )

 

 

フーリガン :「 よぉ笑 」

 

 

:「 な、なんだよぉ 」

 

 

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<<  ヒッポ☆オーバーバイト  >>

 

フーリガンと同じ高校 フーリガンの同級生

 

 

フーリガン :「 今日学校で “ 言った通り ” にしろよォ 」

 

 

ヒッポ :「 わ、わかってるぞぉお 」

 

 

フーリガン :「 フン!笑 」

 

 

 

フーリガン・・・( 楽しくなってきた! )

 

フーリガン・・・( こういうのほんと たまんねんだよ笑 )

 

 

 

すると列車連結部分の扉が開く。

 

ガシャァン!

 

 

ヘヴイ :「 はっはっはっはっは…!! 」

 

 

ヘヴイが高笑いしながら、

 

ヒッポとフーリガンのいる車両へやってきた。

 

 

コツっ コツっ コツっ コツっ・・ ( ヘヴイの足音 )

 

 

ヒッポ・・・( な、なんでこんな事にぃい~、、、、 )

 

ヒッポ・・・( で、でもやらないと殺されるし、 )

 

ヒッポ・・・( やったらやったで殺されそうだし、 )

 

ヒッポ・・・( こ、これ どう転んでも駄目じゃぁ~ん、、、、、 )

 

ヒッポ・・・( ど、どうしよう )

 

ヒッポ・・・( で、でもやるしか。。。 )

 

ヒッポ・・・( うぅ…!! )

 

 

 

ヘヴイ :「 え・・!!? 」

 

 

次の瞬間ヒッポの足につまづいたヘヴイが激しく転倒する。

 

 

バ、バタン…!

 

 

ヘヴイ :「 ・・・・・・!! 」

 

ヘヴイ :「 て、てめえ… 」

 

 

 

回想ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

フーリガン :「 おいヒッポぉ…!! 」

 

 

ヒッポ :「 な、なんですかぁあ… 」

 

 

フーリガン :「 今からオレが言うことをやれ 」

 

 

ヒッポ :「 えぇえ・・ な、なにをぉ~?? 」

 

 

フーリガン :「 まぁ~まぁ~ 簡単だって笑 」

 

フーリガン :「 オレの携帯を見ろ 」

 

 

フーリガンが携帯の画面をヒッポに見せる。

 

 

ヒッポ :「 だ、誰なんですかこれぇえ・・ 」

 

 

フーリガン :「 こいつが電車内で 」

 

フーリガン :「 おまえが座ってる車両に入ってきたら 」

 

フーリガン :「 足を引っかけて転倒させろ 」

 

 

ヒッポ :「 えぇええ・・ 」

 

 

フーリガン :「 おまえが座ってる位置をこいつが 」

 

フーリガン :「 通過しようとしたときでいい 」

 

 

ヒッポ :「 そ、そんなの無理だよぉ。。 」

 

 

フーリガン :「 無理じゃねんだよ…!! 」

 

 

ヒッポ :「 え、えぇえええ~。。。 」

 

 

フーリガン :「 おい! 」

 

 

ヒッポ :「 へ? 」

 

 

フーリガン :「 おめーやんなかったらぶっ殺すかんな 」

 

 

ヒッポ :「 ・・ 」

 

ヒッポ :「 で、でもなんで、 」

 

ヒッポ :「 そんなことする必要あるんですかぁあ。。 」

 

 

フーリガン :「 教えるわけねーだろ 」

 

フーリガン :「 口を割る可能性があるからな 」

 

フーリガン :「 勿論オレに指示されたことは 」

 

フーリガン :「 絶対に言うんじゃねえぞ 」

 

フーリガン :「 たまたまを演じろ 」

 

 

フーリガン :「 そして転倒させたら即謝れ 」

 

フーリガン :「 何をされても謝り続けろ 」

 

フーリガン :「 わかった? 」

 

 

ヒッポ :「 は、は、 はいぃ。。 」

 

 

回想終わりーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ヒッポはヘヴイに胸ぐらを掴まれる。

 

 

フーリガン・・・( はっはっはっはっはwwwwwwww )

 

フーリガン・・・( 手で顔 隠して )

 

フーリガン・・・( 笑ってんの誤魔化すのでやっとだぜw )

 

 

ヒッポ・・・( やばいどうしようどうすれば )

 

ヒッポ・・・( ああどうしたらいいんだぁ~、、、 )

 

ヒッポ・・・( こ、怖い 謝るしかない、、 )

 

ヒッポ・・・( 言われた通り謝り続けるしかなぁいぃぃ、、、 )

 

 

 

ヘヴイ :「 おい 」

 

 

ヒッポ :「 ひぃい、、、 」

 

 

ヘヴイ :「 誰を転倒させてんだよ 」

 

 

ヒッポ :「 あ、あぁ、、 」

 

ヒッポ :「 す、す、すいませんでしたぁ。。。 」

 

 

ヘヴイ :「 座れ 」

 

 

ヒッポ :「 は、はいぃ、、 」

 

 

ヒッポは座席に座る。

 

 

ヘヴイ :「 そこじゃねえよ 」

 

 

フーリガン・・・( っぷw )

 

フーリガン・・・( ぷっはっはっはっはっはっはwwwwwww )

 

 

ヒッポ :「 へ、、、? 」

 

 

ヒッポは察して列車の床にすぐに正座した。

 

 

ヒップ :「 ぐ。 ぐぐぐぐぅぅう、、、、、( 怖いぃ ) 」

 

 

ガ、 ガ ギ ュ ン…!!

 

 

ヒッポ :「 うっ… 」

 

 

ヘヴイはヒッポの頭を踏みつける。

 

 

ヒッポ :「 ほ、本当に ず、ずぃまぜんでしたぁあ、、、 」

 

ヒッポ :「 ゆ、ゆるじでくだざぁいぃぃ、、、、 」

 

 

 

翌日ー

 

電車内にてー

 

 

フーリガン :「 先輩! 」

 

 

ヘヴイ :「 ! 」

 

 

フーリガン :「 大変なことになってますよ…! 」

 

フーリガン :「 ハァ… ハァ… 」

 

 

ヘヴイ :「 なに? 」

 

 

フーリガン :「 き、きみがさらずの輩 から 」

 

フーリガン :「 よ、呼び出しくらってます…! 」

 

 

ヘヴイ :「 おれが? 」

 

 

フーリガン :「 はい… 」

 

 

ヘヴイ :「 なんで? 」

 

 

フーリガン :「 昨日先輩、電車で土下座させたじゃないですか! 」

 

フーリガン :「 きみがさらずの輩が 」

 

フーリガン :「 そいつのこと気にいってるみたいで… 」

 

 

ヘヴイ :「 ・・ 」

 

ヘヴイ :「 っぷww 」

 

ヘヴイ :「 ぷっはっはっはっはっはっはっはwwwwww 」

 

ヘヴイ :「 んなわけあるか 」

 

ヘヴイ :「 きみがさらずの輩ともあろう者が 」

 

ヘヴイ :「 あのへなちょこの肩を持つわけがねーだろ…! 」

 

ヘヴイ :「 おめー適当なことぬかしてんじゃねえぞ 」

 

 

フーリガン :「 そう思うなら、 」

 

フーリガン :「 出向いて確認してみればいいじゃないですか! 」

 

 

ヘヴイ :「 いつ? 」

 

 

フーリガン :「 今日この後でも大丈夫だと思いますよ 」

 

フーリガン :「 ちょうど この電車 」

 

フーリガン :「 きみがさらず方面に向かってるんで 」

 

 

ヘヴイ :「 ハッタリだったらてめーもぶっとばすぞ 」

 

 

フーリガン :「 いいっすよ! 」

 

フーリガン :「 なんなら一緒に行きます? 」

 

 

ヘヴイ :「 おまえ その輩たち と面識あんの? 」

 

 

フーリガン :「 はい!ありますよ!! 」

 

フーリガン :「 なんたってその先輩たちに直接言われてるんで! 」

 

 

ヘヴイ :「 行こうよ 」

 

ヘヴイ :「 呼び出さなくても何かあんなら 」

 

ヘヴイ :「 こっちから行ってやっからよ 」

 

 

 

フーリガン・・・( 先輩行くって言ってるけど )

 

フーリガン・・・( 逝くの間違いなんじゃないっすかぁ~笑笑 )

 

フーリガン・・・( めっちゃテンション上がってきた!! )

 

 

 

翌朝ー

 

学校の教室にてー

 

 

教官 :「 おい おまえその顔どうした? 」

 

 

そこには顔面がボッコボッコに赤く腫れあがった、

 

まるでカレーパンマンのような

 

皮膚が垂れ下がったかのようにとても痛々しいヘヴイの姿が。

 

 

ヘヴイ :「 お、親父に殴られました! 」

 

 

 

回想ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

きみがさらずーー

 

 

 

「 おまえか 」

 

 

ヘヴイ :「 ・・・・・・!!!! 」

 

 

「 とりあえず座ろうや 」

 

 

ヘヴイはその姿を見た瞬間に勝負を諦めた…

 

自分とは次元が違うことを察して

 

素直に正座するしか選択肢はなかったのだ…

 

 

ゴ ガ ァ ア ン … ! ! ! !

 

 

ヘヴイの顔面に拳が炸裂した。

 

 

ヘヴイ :「 ・・・・・・っ… 」

 

 

バ ギ ャ ァ ア ン … ! ! ! !

 

 

再び拳がヘヴイの顔面を襲う。

 

 

ゴ ギ ャ ァ ア ン … ! ! ! !

 

バ ジ ュ ッ … ! ! ! !

 

グ ギ ャ ァ ア ン … ! ! ! !

 

 

ヘヴイ :「 ふーっ… ふーっ… 」

 

 

ボ シ ュ ゥ ッ … ! ! ! !

 

 

回想終わりーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

教官 :「 ほんまに親父に殴られたんか? いつじゃ? 」

 

 

ヘヴイ :「 き、昨日の夜ですっ! 」

 

 

教官 :「 よーそんな顔パンパンになるまで殴られたもんだ 」

 

教官 :「 真っ赤じゃちゅーて えぇ? 」

 

教官 :「 うちの教官にやられたわけでもあるめーしな 」

 

教官 :「 家でもしごかれとるんか? 」

 

 

ヘヴイ :「 ・・・ 」

 

 

教官 :「 まあ ええわ 」

 

 

教官が教室から退室すると。

 

マウスはヘヴイのいる席へ。

 

 

マウス :「 ヘヴイさん 大丈夫ですかぁ? 」

 

マウス :「 相当殴られたみたいですねぇー ( ふむふむ ) 」

 

 

ヘヴイ ( ギロ…! ) マウスを睨めつける。

 

 

ヘヴイ :「 てめーには関係ねーだろ 」

 

 

 

マウス・・・( 関係ありありですよぉ~笑笑 )

 

マウス・・・( ま 何も知らないんだからそりゃそうだよね )

 

マウス・・・( チャンチャカチャンチャン…♬♪♩ )

 

マウス・・・( チャンチャカチャンチャン…♩♬♪ )

 

マウス・・・( チャンチャカチャンチャンチャーーンwwwww )

 

マウス・・・( はい、君はマウスポイントが )

 

マウス・・・( マイナスになっちゃったので )

 

マウス・・・( 破壊が確定しちゃったんですぅ~笑 )

 

マウス・・・( 略して破確ぅっ…! )

 

マウス・・・( 本来ならいつも通り搾取が目的なんですが、 )

 

マウス・・・( 今回はボク1人でやっつけるのは難しいと思ったので )

 

マウス・・・( フーリガンさんに )

 

マウス・・・( 代わりにやっつけてもらうことにしましたぁ~っ…! )

 

マウス・・・( てへへっ♬ )

 

マウス・・・( なので搾取したとしてもっ! )

 

マウス・・・( ボクのところには1円も入ってこないんですぅ…!! )

 

マウス・・・( それでもね・・ )

 

マウス・・・( ボクはやりたいと思ったんです… )

 

マウス・・・( なにせ…!! )

 

マウス・・・( “ 鳩サブレー1枚の仇 ” ですからっ…! )

 

マウス・・・( ニッコリ )

 

 

 

その日の放課後ー

 

電車内にてー

 

 

フーリガン :「 せんぱぁーい…!! 」

 

フーリガン :「 やりましたねぇ~っ…!!! 」

 

 

パチン…!

 

フーリガンとマウスは互いの手を勢いよくタッチ。

 

 

マウス :「 十分に楽しませてもらいましたよ・・ 」

 

マウス :「 彼 教官にその顔どうした?って質問されたとき 」

 

マウス :「 何て答えたと思います? 」

 

 

フーリガン :「 早く教えちゃってくださいよぉっ…! 」

 

 

マウス :「 お、親父に殴られました! 」

 

 

フーリガン :「 っぷww 」

 

フーリガン :「 ぷっはっはっはっはっはっはっはwwwwww 」

 

 

マウス :「 ところで彼 」

 

マウス :「 殴られただけで済んだんです? 」

 

 

フーリガン :「 そ、そんなわけないじゃないですかぁっ…! 」

 

フーリガン :「 ヘヴイのやつ、 」

 

フーリガン :「 卒業するまで 」

 

フーリガン :「 毎月金払うみたいっすよ…! 」

 

フーリガン :「 前金で30万今週中に払うみたいっすぅ!笑笑 」

 

 

マウス :「 なるほど。 アルバイトですか… 」

 

マウス :「 ちなみに受け取るのは誰なのか決まってるんです? 」

 

 

フーリガン :「 関わったおれの先輩っすね…! 」

 

フーリガン :「 多分おれにもくれると思いますよ…!! 」 

 

フーリガン :「 あっ! 」

 

フーリガン :「 そういえば 」

 

フーリガン :「 パクってきたカードあるんで 」

 

フーリガン :「 今日も買取お願いしや~っす笑笑 」

 

 

 

カードショップ もけもけー

 

 

ビトレイアル :「 今日もだいぶ日本語版のカード強化されてんじゃん 」

 

ビトレイアル :「 米版賢者のファイルいくら破壊しても 」

 

ビトレイアル :「 次見たときには毎度のように復活してるからな・・ 」

 

ビトレイアル :「 すげえよ 」

 

 

マウス :「 いやぁ~ それほどでもぉ~笑 」

 

マウス :「 ところで メールで送られてきた画像ですが、 」

 

マウス :「 あれが海外から今週届いたカード全てってことで大丈夫です? 」

 

 

ビトレイアル :「 まー そうだけど 」

 

 

マウス :「 相変わらず すごいですねぇ~笑 」

 

 

ビトレイアル :「 いいからさっさと金払えよ 」

 

 

マウス :「 わかってますぅって笑 」

 

 

 

マウス・・・( 対オッフル☆ナダム様専用の爆弾をここで入手しっ…! )

 

マウス・・・( フーリガンたちチンピラ風情が )

 

マウス・・・( 自分より弱そうな奴らから )

 

マウス・・・( 奪い取ったり盗んだりしてごり押したカードを )

 

マウス・・・( 定期的に )

 

マウス・・・( 思わずソーラン節がしたくなるような安さで )

 

マウス・・・( 買い叩きっ…! )

 

マウス・・・( 平日は もけもけ にやってくる )

 

マウス・・・( マヌケでアホで馬鹿なカモ共を捕獲しては )

 

マウス・・・( シャクシャク シャークっ…! )

 

マウス・・・( 土日祝日は近所のカードショップで )

 

マウス・・・( 秋葉原にいそうなキモヲタ激臭デブとかに )

 

マウス・・・( 適当に話を合わせながら作り笑顔で搾取…! )

 

マウス・・・( まあ カドショにいる奴らの )

 

マウス・・・( 最低でも87%は奇形クソモブ障害モンスターだから )

 

マウス・・・( モンハンするのは義務ってところはあるしね )

 

マウス・・・( 別に何しても合法♡ )

 

マウス・・・( あと 朝電車で寝る暇があるなら周囲の学生たちが )

 

マウス・・・( カードファイルを広げていないか )

 

マウス・・・( ちゃんと確認しなさいって )

 

マウス・・・( ママに教わった可能性が )

 

マウス・・・( 0.0000000… 1%くらいは多分あるから )

 

マウス・・・( 朝マック食うみたいな感覚で )

 

マウス・・・( 朝から “ 朝シャーク ” してソウルチャージ! )

 

マウス・・・( なんだかんだいって ボクって働き者だから )

 

マウス・・・( こうしてみると1日も休んでいないんだよね )

 

マウス・・・( この汗水垂らして一生懸命頑張ってきた )

 

マウス・・・( ボクの死にもの狂いの努力は )

 

マウス・・・( 果たしていつ報われるときがくるのだろう… )

 

マウス・・・( 繰り返し繰り返し考えに考え続けた2秒間… )

 

マウス・・・( ようやく答えは導き出されたのです…! )

 

マウス・・・( あれから遂に )

 

マウス・・・( 2ヵ月のときが )

 

マウス・・・( 経とうとしているではありませんかっ…!! )

 

マウス・・・( は、激しい胸の高鳴りを感じます…! )

 

マウス・・・( ほんの僅かに揺れ動く限りなく広い大地の鼓動を…! )

 

マウス・・・( 優しく包まれるような… とても温かい… )

 

マウス・・・( 思わず身を委ねてしまいたくなる程の )

 

マウス・・・( 美しい天からの歌声を…! )

 

マウス・・・( そして大自然が織りなすこの星の最大の神秘… )

 

マウス・・・( 地球上のあらゆるものは無意識に )

 

マウス・・・( 波長を合わせその波動を伝え合うことで )

 

マウス・・・( 確かなつながりを示します…! )

 

マウス・・・( それこそが星の呼吸…! )

 

マウス・・・( この “ 地球 ” の呼吸を…!! )

 

マウス・・・( そうなんです… )

 

マウス・・・( これが…! )

 

マウス・・・( これが…!! )

 

マウス・・・( これこそが…!!! )

 

マウス・・・( “ 生きている ” という実感なんですぅっ! )

 

マウス・・・( 楽しみだなァアアア・・・・ )

 

マウス・・・( お、オッフル… )

 

マウス・・・( オッフル☆ナダムさァアアアアン…!!!! )

 

 

 

数日後ー

 

とあるカードショップー

 

デュエルスペースにてー

 

 

マウス :「 あれから2ヵ月… 」

 

マウス :「 その間も約束通り 」

 

マウス :「 ショーケース用のカードを買取っていただいていたので… 」

 

マウス :「 私もお約束した通り 」

 

マウス :「 私が所持する全海外版のカードをここへ持って参りました 」

 

 

ナダム :「 ふむ 」

 

ナダム :「 それでは是非とも拝見させていただこう 」

 

 

ナダム・・・( ようやくですな… )

 

ナダム・・・( わたくしが待ち望んでいたとき…! )

 

ナダム・・・( この少年の美しきコレクションが…! )

 

ナダム・・・( 見ているだけで心癒される高価なレアリティの数々が…! )

 

ナダム・・・( あの…! あの海外版のカードファイルだ…! )

 

ナダム・・・( 遂に…! 遂に…! 手に入るのですよ・・!! )

 

ナダム・・・( 全てはわたくしの物に…! )

 

ナダム・・・( 大人の力とは金の力なのです…! )

 

ナダム・・・( 少年の大事な宝物を )

 

ナダム・・・( こうも簡単に奪い取ることができる…! )

 

ナダム・・・( そのときが今なんですなァア…!! )

 

ナダム・・・( ゲっ…! )

 

ナダム・・・( ゲッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ…!! )

 

 

 

マウス :「 申し訳ございません 」

 

マウス :「 海外版のカードファイルなのですが 」

 

マウス :「 とてもじゃありませんがカードファイルなどに 」

 

マウス :「 入りきるようなレベルではなかったので 」

 

マウス :「 ほぼ全てストレージに入れて持って参りました 」

 

 

ナダム :「 ん? 」

 

 

 

マウス・・・( オッフル☆ナダムさん… )

 

マウス・・・( 残念ながら )

 

マウス・・・( あなたが予想しているカードの量とは )

 

マウス・・・( まったく比べものにならないんですぅ…!! )

 

マウス・・・( わかりますかぁ~っ?? )

 

マウス・・・( それほど尋常ではない )

 

マウス・・・( 莫大なカードたちを )

 

マウス・・・( このときのためダけにぃ…!! )

 

マウス・・・( たった2ヵ月で用意してきたんデすよぉ~っ!! )

 

マウス・・・( ふっ…! )

 

マウス・・・( ふふふっ…! )

 

マウス・・・( 早くみせてほしいなぁ・・・・・ )

 

 

マウス・・・( あなたは )

 

マウス・・・( 今から私が放つ爆弾に耐えられますかぁ~?? )

 

マウス・・・( そしていつまでその余裕の表情を )

 

マウス・・・( 保ち続けることができますかぁ~?? )

 

マウス・・・( 人間とは作品なんです・・! )

 

マウス・・・( それぞれに存在する、 )

 

マウス・・・( あらゆる環境から性格が生みだされるように… )

 

マウス・・・( 今までに味わったことのない、 )

 

マウス・・・( 巨大な衝撃を身を持って体感することで )

 

マウス・・・( 脳と精神は多大な影響を受けます… )

 

マウス・・・( そうすることで人そのものが変わってしまう…! )

 

マウス・・・( これを意図的に行うことで )

 

マウス・・・( 人間という面白さを )

 

マウス・・・( 極限までに引き出すことができるんですよォ…! )

 

マウス・・・( これこそが…! )

 

マウス・・・( この世全ての中で唯一 本物と呼ぶに相応しい )

 

マウス・・・( “ 芸術 ” だとは思いません?? )

 

マウス・・・( ふふっ…! )

 

マウス・・・( ふふふっ…! )

 

マウス・・・( アっはっはっはっはっはっはっはっはっは…!!!! )

 

マウス・・・( そう・・・・・! )

 

マウス・・・( それがボクの生きがいなんですよォオ・・・!! )

 

 

続きは追って更新します

第17話 「や、やってやるぜぇい!」

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ー 第16話 「マイパワー!」の続編 ー

 

 

 

車内(電車)にてー

 

列車連結部のドアが開く。

 

 

ガシャン…!

 

 

:「 プッ… 」

 

:「 プッハッハッハッハッハッハ…!! 」

 

 

マウス :「 あれ? 」

 

マウス :「 もしかしてカバン… 1つ増えてます? 」

 

 

:「 あー これっすかァ? 」

 

:「 爆睡こいてやがったんで、 」

 

:「 カバンごと持ってきました! 」

 

:「 プッ… 」

 

:「 プッハッハッハッハッハ…!! 」

 

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<<  フーリガン☆シー  >>

 

※近くの高校の後輩 マウスの一つ下

 

 

マウス :「 そうですか 」

 

マウス :「 ところでそのカバン どこで開封するんです? 」

 

 

フーリガン :「 次の駅っす! 」

 

 

マウス :「 そのカバンの持ち主… 我々と同じく、 」

 

マウス :「 学生ですよね? 」

 

マウス :「 ならたいした収穫にはならなそうですよね・・ 」

 

 

列車連結部のドアが再び開く。

 

ガシャン…!

 

 

:「 先に携帯の電源はOFFにしておけよ 」

 

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<<  ヴィゴーレ☆フォルス  >>

 

※近くの高校の後輩 マウスの二つ下

 

 

マウス :「 持ってきたカバンの中に 」

 

マウス :「 携帯が入ってれば… の話ですよね? 」

 

 

ヴィゴーレ :「 ええ 」

 

 

フーリガン :「 入ってる入ってる笑 」

 

フーリガン :「 携帯折る? 」

 

 

ヴィゴーレ :「 好きにしろ 」

 

 

バキッ…!

 

 

フーリガン :「 プッ… 」

 

フーリガン :「 パッハッハッハッハッハッハ…!! 」

 

 

車内アナウンスー

 

( まもなく「つみき」~ つみきに到着します~ )

 

 

 

場面変わり。

 

つみき駅 ホーム内にて。

 

 

フーリガン :「 262円… 」

 

フーリガン :「 こいつ財布ん中に262円しか入ってねー! 」

 

 

ヴィゴーレ :「 っツ…! 」

 

 

マウス :「 見るからにしょっぱそうですね・・ 」

 

マウス :「 もっと良い方法… あったりしません? 」

 

 

フーリガン :「 先輩のほうこそ 」

 

フーリガン :「 何かないんです? 」

 

 

マウス :「 ありますよ・・・ 」

 

マウス :「 当然・・ 」

 

 

フーリガン :「 ? 」

 

 

マウス :「 どうです? 」

 

マウス :「 持ってくる物を限定してくれさえすれば… 」

 

マウス :「 ボクは快く引き受けますよ・・ 」

 

マウス :「 “ 物 ” を持ってきてくれさえすればいいんです… 」

 

マウス :「 わかりますか? 」

 

マウス :「 “ 手段は問わない ” ですよ 」

 

マウス :「 そしたらボクはいくらでも買い取ることができる… 」

 

 

マウス :「 そうですね・・ 」

 

マウス :「 まずは手始めに 」

 

マウス :「 すぐ近くにあるカードショップへ行って 」

 

マウス :「 適当に客に声をかけてきてください 」

 

マウス :「 店の外まで誘導してから 」

 

マウス :「 カードを見せてもらい、 」

 

マウス :「 それをそのまま持って 」

 

マウス :「 ここまで逃走してくればいいんです… 」

 

マウス :「 君たちなら ほら・・・ 」

 

マウス :「 簡単でしょう? 」

 

マウス :「 ニヤア… 」

 

 

 

それからー

 

場面切り変わりー

 

カードショップにてー

 

 

フーリガン :「 おれ遊戯王カード始めたばっかでさー! 」

 

フーリガン :「 ちょっと「外」でカード見せてよ 」

 

 

客 :「 は、はい、、 」

 

 

 

一方でヴィゴーレサイドー

 

フーリガンが声をかけたカードショップ付近の路上にてー

 

 

ヴィゴーレ :「 へぇー いま黒いカードなんてあるんだァ~ 」

 

ヴィゴーレ :「 で これとか高いの? 」

 

 

客 :「 そうですね 4000円くらいしますよ ( ドヤ! ) 」

 

 

ヴィゴーレ :「 ふーん笑 」

 

 

 

場面切り変わりー

 

つみき駅 ホーム内にてー

 

 

マウス・・・( さあ・・ )

 

マウス・・・( 君たちの実力を見せてください・・ )

 

マウス・・・( コンビニに万引き犯として画像を載せられたり )

 

マウス・・・( 田舎のつり具屋では高額なつり具を持ったまま逃走したり )

 

マウス・・・( そのつり具をインターネットの掲示板で格安販売、 )

 

マウス・・・( 手渡しでおっさんに渡したとか )

 

マウス・・・( そういう自慢をよくボクにしてきたよね・・ )

 

マウス・・・( だから見せてください・・・・ )

 

マウス・・・( 君たちのような所詮は無能で )

 

マウス・・・( 害しか働かないようなチンピラ風情でも )

 

マウス・・・( そうですね… )

 

マウス・・・( 「利用」というか… )

 

マウス・・・( “ 操作 ” って言ったほうが正しいんじゃないかな )

 

マウス・・・( そうでもして ようやく ようやく…! )

 

マウス・・・( 人の役に立つことができるんだから…! )

 

マウス・・・( す、素晴らしいことじゃないですか…!! )

 

マウス・・・( まー それくらいしか )

 

マウス・・・( 使い道がないってことになるんだけどね笑 )

 

マウス・・・( あっはっはっはっはっは…!! )

 

マウス・・・( あのままだと一生そーなんじゃないかな… )

 

マウス・・・( でも まだ使い道があるだけマシだよね )

 

マウス・・・( そう… 彼らが “ いなくなる ” までは・・・・ )

 

 

 

場面切り替わりー

 

カードショップ付近ー

 

 

客 :「 まっ…! 待ってくださいよぉおおお…!!! 」

 

 

タっ タっ タっ タっ タっ タっ タっ…

 

 

待ってくださいよおおおおお・・ ( 遠くからでもまだ聞こえてくる声 )

 

 

フーリガン :「 プッ 」

 

フーリガン :「 パッハッハッハッハッハッハ…!! 」

 

フーリガン :「 まだ言ってんのかよ気持ちわりーヲタクがよォオww 」

 

 

 

場面変わりー

 

 

客 :「 か、返してくださいよぉお…! 」

 

 

ヴィゴーレ :「 あ? 」

 

ヴィゴーレ :「 おめー さっき全部くれるっつったろ? 」

 

ヴィゴーレ :「 なー? 」

 

 

客 :「 そ、そんなこと言ってないです、、 」

 

客 :「 ど、どこ行くんですかぁああ 」

 

 

ヴィゴーレ :「 ギロっ 」

 

 

客 :「 ひぃ、、 」

 

 

 

場面切り替わりー

 

つみき駅 ホーム内にて。

 

 

 

マウス :「 戻ってきましたか 」

 

 

フーリガン :「 奪ってきましたよ!笑 」

 

 

マウス :「 ご苦労様です 」

 

マウス :「 それではさっそく 」

 

マウス :「 2人とも。 」

 

マウス :「 物を見せてください… 」

 

 

ヴィゴーレ :「 渡しときます 」

 

 

マウス :「 はい 」

 

 

マウス :「 ふーん 」

 

マウス :「 なるほど 」

 

マウス :「 内容を確認したところ 」

 

マウス :「 持ってきた甲斐はありましたね 」

 

マウス :「 ヴィゴーレが持ってきたデッキは 」

 

マウス :「 それなりに値段がつくカードが結構入っています 」

 

マウス :「 とくにラヴァルバルチェチェインは 」

 

マウス :「 お店の売値が4000円を超えます 」

 

マウス :「 この内容なら全部で11000円で買取れますね 」

 

マウス :「 フーリガンが持ってきたデッキは 」

 

マウス :「 ヴィゴーレのと比べると劣りはしますが 」

 

マウス :「 全部で6000円なら買取ることができます 」

 

 

フーリガン :「 はい…! 」

 

 

マウス :「 6000円 」

 

 

フーリガン :「 確かに 」

 

 

マウス :「 11000円 」

 

 

ヴィゴーレ :「 どーもです 」

 

 

マウス :「 またお願いしますよ・・ 」

 

マウス :「 “ 継続的 ” に 」

 

 

 

マウス・・・( ま 案の定シャークしてるんだけどね )

 

マウス・・・( 特別買取って言ったほうがいいのかな )

 

マウス・・・( カドショでふつーに養分から買取ったら、 )

 

マウス・・・( ヴィゴーレの11000円なら18000円 )

 

マウス・・・( フーリガンの6000円なら10000円 )

 

マウス・・・( というように全然もっと高く買取ってるんだよね )

 

マウス・・・( つまり カドショにいる )

 

マウス・・・( 「クソモブ賢者ゴミ養分」以下ってことになるのかな )

 

マウス・・・( ボクが本心で思ってる「扱い」も。 「買取る金額」も。 )

 

マウス・・・( これこそが本当の低底ってやつなのかな・・ )

 

マウス・・・( 学校ではイキイキしちゃってるけど )

 

マウス・・・( 実はボクみたいなのに影では利用されてて )

 

マウス・・・( リスクに見合わないことをしていることにも気づかず )

 

マウス・・・( きっと そのうち消えちゃうんだ・・ )

 

マウス・・・( もし。 もし、それが大人だったら… )

 

マウス・・・( 考えたくもないよね )

 

マウス・・・( スケールが変わって本当に人生終わりだと思うよ・・ )

 

マウス・・・( ウィ…! )

 

マウス・・・( ウィンウィ――――――ン…!!!♩ )

 

マウス・・・( ウィンウィ――――――ン…!!!♬ )

 

マウス・・・( ハッハッハッハッハッハッハッハ…!! )

 

マウス・・・( 消えるまでそう思ってろ…!! )

 

 

 

ヴィゴーレ :「 この後どちらへ? 」

 

 

マウス :「 君たちが先程襲撃したカードショップです 」

 

マウス :「 そこで「待ち合わせ」をしていましてね・・ 」

 

 

マウス :「 そうそう 」

 

マウス :「 次は学校でカードをしている人物を特定したら 」

 

マウス :「 そーっと盗んできてください… 」

 

マウス :「 期待 していますよ 」

 

 

 

カードショップ もけもけー

 

 

もけもけのおっちゃん :「 おぉ 米版賢者 」

 

もけもけのおっちゃん :「 さっきなんだけれどよぉ~ 」

 

もけもけのおっちゃん :「 店の外でカード盗られたって 」

 

もけもけのおっちゃん :「 騒いでる学生がおったでぇ~ 」

 

 

マウス :「 そうですか・・ 」

 

マウス :「 それは可哀そうですね 」

 

マウス :「 ところで もう来ていますか? 」

 

 

もけもけのおっちゃん :「 うぅん 」

 

もけもけのおっちゃん :「 そっちの奥 」

 

 

マウス :「 ビトレイアルさん 」

 

 

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<<  ビトレイアル☆イルミネーション  >>

 

あほーの転売生活! ブログ管理人

 

 

ビトレイアル :「 何だよ! 米版賢者ァ~! 」

 

ビトレイアル :「 何しに来たんだよォ~ 」

 

 

マウス :「 お話がありましてね・・ 」

 

 

ビトレイアル :「 話? 」

 

ビトレイアル :「 店からは何も買わないの? 」

 

 

マウス :「 買っても良いんですけど、 」

 

マウス :「 あ! サーチとかってできたりしますか…! 」

 

マウス :「 ほら! いつものことじゃないですか…!! 」

 

 

ビトレイアル :「 バカじゃないのォ? 」

 

ビトレイアル :「 何だよ 賢者ァ~ 」

 

ビトレイアル :「 パック買わないなら帰れよっ! 」

 

 

マウス :「 ひどい言いようだなぁ・・ 」

 

マウス :「 せっかく良い話を持ってきたのに… 」

 

 

ビトレイアル :「 良い話ってなんだよ 」

 

 

マウス :「 興味… ないわけないですよね 」

 

 

 

回想

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

マウス :「 今回は30万と3660円です 」

 

 

ナダム :「 後程払いましょう 」

 

ナダム :「 ところで海外版のファイルの件ですが 」

 

ナダム :「 いかがですかな? 」

 

 

マウス :「 海外版のファイルを手放すとなると・・ 」

 

マウス :「 遊戯王を続ける意味がないと思いまして・・ 」

 

マウス :「 ここで提案したいのですが、 」

 

マウス :「 海外版のカードファイルは勿論手放します 」

 

マウス :「 その代わり、私の持っている全遊戯王カードを 」

 

マウス :「 買い取っていただきたいのです…! 」

 

 

ナダム :「 ふむ 」

 

ナダム :「 海外版のカードファイルは大方100万程度かな? 」

 

 

マウス :「 おそらくは・・ 」

 

マウス :「 しかし精密に計算してみなければ何とも言えません…! 」

 

 

ナダム :「 とくに問題ないでしょう 」

 

ナダム :「 海外版のファイルを譲ってくれる気に 」

 

ナダム :「 なってくれたようで何よりですぞ 」

 

ナダム :「 ところで時期はいつ頃になるのかな? 」

 

 

マウス :「 2ヵ月後でどうでしょう? 」

 

 

ナダム :「 2ヵ月後ですか・・ 」

 

ナダム :「 少し先が長いですな・・ 」

 

 

マウス :「 約束は必ず守ります…! 」

 

マウス :「 すぐに手放すとなるとまだ心の準備ができないので・・ 」

 

マウス :「 それくらいの猶予をいただきたいのです…! 」

 

 

ナダム :「 なら仕方ないですな 」

 

ナダム :「 お気持ちはわからぬわけではありません 」

 

ナダム :「 良いでしょう 」

 

 

マウス :「 それともう1つなのですが・・ 」

 

マウス :「 事前に入手が、 」

 

マウス :「 確定してしまっているカードも、 」

 

マウス :「 引き取っていただきたいのです…! 」

 

マウス :「 いくつか売約のようなものをしていまして… 」

 

 

ナダム :「 ふむ 」

 

ナダム :「 致し方ないですな 」

 

ナダム :「 勿論答えは問題なし・ですぞ 」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・

 

 

マウス :「 ありがとうございます・・・ 」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

回想終わり。

 

 

 

マウス :「 そう・・ 」

 

マウス :「 だから貴方に英語版のカードを 」

 

マウス :「 大量に供給していただきたいのです…! 」

 

 

 

マウス・・・( “ ビトレイアル☆イルミネーション ” )

 

マウス・・・( 彼は海外から英語版のカードを )

 

マウス・・・( 大量に仕入れることができる・・ )

 

 

マウス・・・( ボクの海外版のカードファイルは )

 

マウス・・・( 彼の存在があってこそ実現したもの… )

 

 

マウス・・・( ぶっちゃけちゃうと )

 

マウス・・・( ボクの海外版のカードファイルなんて )

 

マウス・・・( いくらでも作れちゃうんだよね )

 

マウス・・・( ビトレイアルさんに大量に仕入れさせ、 )

 

マウス・・・( ボクが上乗せされた金額で全て買い取ってしまえば )

 

マウス・・・( 無限と言っても良いほど )

 

マウス・・・( 海外版のカードファイルという名の )

 

マウス・・・( 「爆弾」を作れてしまうんだ・・ )

 

マウス・・・( 都合が良いな・・・ )

 

マウス・・・( 本当に・・・ )

 

マウス・・・( 2ヵ月の間に到底集まる量じゃないよ・・ )

 

マウス・・・( 溜めに溜め続けて )

 

マウス・・・( 来たるべき「爆撃」のときに 一斉に放出するんだ・・ )

 

マウス・・・( どんな顔するんだろうな・・ )

 

マウス・・・( ああ・・ 想像するだけで )

 

マウス・・・( 心底楽しくなってきちゃうよ・・・ )

 

マウス・・・( 人ってどうやって崩れていくんだろう )

 

マウス・・・( ねえ?  “ ナダム☆オッフル ” さん笑 )

 

マウス・・・( 早く見せてください・・ )

 

マウス・・・( 貴方はボクの海外版のカードファイルが )

 

マウス・・・( どうしても欲しいという欲望があって )

 

マウス・・・( それがどうやら叶いすぎてしまうみたいですね )

 

マウス・・・( でも それって良いことですよね? )

 

マウス・・・( 例えば1億円欲しいと思っていたら )

 

マウス・・・( 10億円手に入ってしまった )

 

マウス・・・( というのと同じように )

 

マウス・・・( 叶いすぎるってとても幸せなことだと思うんです )

 

マウス・・・( だからボクは本気で幸せにしてあげたい…! )

 

マウス・・・( そうすることでボクは )

 

マウス・・・( 愛に満ち溢れた温かい善意を注ぐことができ…! )

 

マウス・・・( こんなに美しくて 人の役に立てる )

 

マウス・・・( それはそれはとても素晴らしい…! )

 

マウス・・・( 人として尊敬される存在になりたいという )

 

マウス・・・( ボクの願望も叶えることができ…! )

 

マウス・・・( ボクはこの世に生まれてきて良かったんだと )

 

マウス・・・( 心の底から思うことができ…! )

 

マウス・・・( それが生きてる実感なんだときっと理解できる…! )

 

マウス・・・( それこそが “ 喜び ” なんだと…! )

 

マウス・・・( そう思ったからこそできることなんです…!! )

 

マウス・・・( それが…! )

 

マウス・・・( “ 理解 ” させるということなんですよ・・・ )

 

マウス・・・( ボクはね・・ )

 

マウス・・・( 普通の人が単なる夢物語とするところを )

 

マウス・・・( 驚異的な実現力で叶えてしまうんですよ・・ )

 

マウス・・・( だから2ヵ月後の爆撃だけじゃ済まさない・・・ )

 

マウス・・・( その後もありもしない売約を理由に )

 

マウス・・・( ナダムに売り続ける… )

 

マウス・・・( “ 事前に入手が確定してしまっているカードも )

 

マウス・・・( 全て引き取ってもらう ” )

 

マウス・・・( とても良い条件ですよね )

 

 

 

 

 

次回は…!

 

マウスとナダムにそんな因縁が!?

 

復讐から伝説へ…

 

オッフル☆ナダム編遂に完結となるか??

 

 

次回…!! 第18話 「夢のデストラクション…!」

 

デュエル☆スタンガン!!

 

 

この物語はフィクションであり、

 

実在の人物・団体とは一切関係ありません(笑)

第16話 「マイパワー!」

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2011年。

 

リーチ☆フェアラート制裁後の話である。

 

 

:「 あ! シャーク先輩っ…!! 」

 

 

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<<  ダンデライアン☆スモール  >>

 

 

マウス :「 バカっ…! 声でけえよ…! 」

 

マウス :「 ここ カードショップん中だぞ? 」

 

 

ダンデライアン :「 シャーク先輩ファイル見せてよっ! 」

 

 

マウス :「 って言った最中から・・ 」

 

マウス :「 何回もその呼び方やめろっつっただろーが 」

 

マウス :「 おめーに見せても意味ねーし! 」

 

 

ダンデライアン :「 なんで? シャークできないから? 」

 

 

マウス :「 だから…! 」

 

マウス :「 声でけえっつってんだろ…!(汗) 」

 

 

ダンデライアン :「 あっ! これちょーだいよっ! 」

 

 

マウス :「 あ? どれだ? 」

 

 

ダンデライアン :「 ダムド使いたいから貰っとくねっ! 」

 

 

マウス :「 って… 」

 

マウス :「 てめー! それ米版のシクじゃねーかよ! 」

 

マウス :「 ざけんじゃねーぞこのクソガキィ…! 」

 

 

ダンデライアン :「 えーーーーー。 」

 

ダンデライアン :「 シャーク先輩 ケチぃ~。 」

 

 

マウス :「 ケチで結構・だ! 」

 

マウス :「 それにおめーもシャーカーだろーが! 」

 

マウス :「 人のことシャーク呼ばわりすんのはやめろ! 」

 

 

ダンデライアン :「 だからシャーク先輩って… 」

 

ダンデライアン :「 ちゃんと「先輩」つけてんじゃんっ! 」

 

 

マウス :「 あー、もういい。何でもねーよ・・・ 」

 

 

: 「 おー。これはこれは。 」

 

: 「 随分とお高いカードばかり入ってそうなファイル…! 」

 

 

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<<  オッフル☆ナダム  >>

 

 

マウス :「 あ? 」

 

 

マウス・・・( !!? )

 

マウス・・・( こ、こいつ…! )

 

 

マウス :「 見ますか? 」

 

 

ナダム :「 拝見させていただきましょう。 」

 

 

ナダム :「 ふむふむ( ファイルを見ながら ) 」

 

 

ナダム :「 ところで 」

 

ナダム :「 知っていますよ? 」

 

ナダム :「 リーチ✩フェアラートの件。 」

 

ナダム :「 なかなか面白いことを。 」

 

 

マウス :「 結局最後は・・ 」

 

 

 

回想

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

リーチ宅。

 

ピーンポーン! ( インターホン )

 

 

マウス :「 出てこないな 」

 

マウス :「 だが明かりはついている 」

 

 

ピーンポーン!

 

 

マウス :「 ん? 」

 

マウス :「 明かりが消えた…! 」

 

 

マウス・・・( いるのに出てこない )

 

マウス・・・( でも明かりは消す )

 

マウス・・・( 出るつもりがないなら、 )

 

マウス・・・( わざわざ明かりを消す必要はない )

 

マウス・・・( そのまま居留守をしていればいいはず…! )

 

マウス・・・( 明かりを消すということは、 )

 

マウス・・・( 意図的に中にいることを示しているようなもの…! )

 

マウス・・・( 何のために? )

 

マウス・・・( !!? )

 

マウス・・・( 準備か…!! )

 

 

マウス :「 ダンデライアン…! 」

 

マウス :「 一旦扉から距離をとる 」

 

 

マウスとダンデライアンはリーチ宅の扉から数メートルほど距離を置く。

 

 

マウス :「 おまえはそこで隠れていろ 」

 

 

バコォォン!

 

 

マウス :「 ! 」

 

 

リーチ :「 ハァ ハァ… 」

 

 

扉の前には刃物を持ったリーチの姿が。

 

 

ダンデライアン・・・( ガク ガクっ・・ )

 

 

マウス :「 ダンデライアン・・ 」

 

 

リーチは勢いよく扉を閉め、鍵をかける。

 

 

マウス・・・( ブチィ…! )

 

 

ドォォン!

 

 

マウスはリーチ宅の扉へ飛び蹴りをする。

 

 

マウス :「 出てこい…!! リーチ…! 」

 

 

マウス・・・( 明かりは消えたまま・・ )

 

マウス・・・( 幼いダンデライアンを使い、 )

 

マウス・・・( 盗まれた被害者を装ってもらう予定だったが、 )

 

マウス・・・( バレたなら仕方ない )

 

マウス・・・( もうリーチからは搾取できない…! )

 

 

ダンデライアン :「 は、刃物持ってたよぉ…? 」

 

 

マウス :「 わかっている 」

 

マウス :「 どの道 交渉の余地はない 」

 

マウス :「 帰ろう 」

 

 

2人はリーチ宅を後にし、歩いている途中。

 

 

マウス :「 ん? 」

 

 

ノーサイレン・ノーライトのパトカーが、

 

マウス、ダンデライアンとすれ違う。

 

 

マウス :「 フフっ 」

 

マウス :「 リーチか笑 」

 

 

パトカーはリーチ宅のアパートの駐車場へ入る。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

回想終わり。

 

 

 

ナダム :「 ハッハッハ…!! 」

 

ナダム :「 これは良い話を。 」

 

 

マウス :「 話題を変えましょう 」

 

マウス :「 聞きたいことがあります 」

 

 

ナダム :「 なんなりと。 」

 

 

マウス :「 トレードで入手したカード。 」

 

マウス :「 いつもどうやって捌いていますか? 」

 

 

ナダム :「 買取がメイン。 」

 

ナダム :「 楽ですよ? 」

 

 

マウス :「 買取以外の手段は? 」

 

 

ナダム :「 対人・ですね。 」

 

 

マウス :「 もしそれ以外の方法があったとしたら? 」

 

 

ナダム :「 内容次第では是非手を出してみたいところ。 」

 

 

マウス :「 単刀直入に言うと、 」

 

マウス :「 私は未成年です 」

 

マウス :「 ショーケースを月ごとにレンタルして、 」

 

マウス :「 カードを販売することができるサービスがあります 」

 

マウス :「 しかし20を超えないと契約することができません 」

 

 

ナダム :「 ふむ。 」

 

ナダム :「 つまりは、20を超えているわたしに 」

 

ナダム :「 代理契約をしてもらいたいと? 」

 

 

マウス :「 いかにも 」

 

 

ナダム :「 いいでしょう 」

 

ナダム :「 興味があります 」

 

ナダム :「 わたし自身もそこを利用することができるのなら、 」

 

ナダム :「 こちらにも利があります 」

 

 

ナダム・・・( 買取だと、どの店舗でも )

 

ナダム・・・( 売りたくない値段を提示されることがある )

 

ナダム・・・( そのせいで売らずに )

 

ナダム・・・( 溜ってしまっているカードもある )

 

ナダム・・・( かといい、 )

 

ナダム・・・( オークションは一件一件のやり取りを )

 

ナダム・・・( しなければならず、わたくしには不向き )

 

ナダム・・・( それらを気にすることなく )

 

ナダム・・・( 捌くことができるのであれば魅力的。 )

 

ナダム・・・( 代理くらいならしてあげましょう )

 

 

ナダム・・・( それにこの少年の持つカードファイル。 )

 

ナダム・・・( いやぁ~ )

 

ナダム・・・( コレクター心をくすぐられちゃいますねぇ~。 )

 

ナダム・・・( 英語版、アジア版…! )

 

ナダム・・・( どれもフルレアリティに近いカードが、 )

 

ナダム・・・( ファイルにずらりと並んでいるではないか…! )

 

ナダム・・・( 強欲で謙虚なウツボのシークレットレア。 )

 

ナダム・・・( 現在のレートは1枚15000。 )

 

ナダム・・・( これが9ポケに9枚、次のページにもずらり。 )

 

ナダム・・・( ダークアームドゥドゥラゴンのシークレットも )

 

ナダム・・・( いいですねぇ~ )

 

ナダム・・・( これはなんとも、びゅーてぃほー♪ )

 

ナダム・・・( よくここまで成長したものです )

 

 

ナダム・・・( あわよくばこのカードファイル…! )

 

ナダム・・・( このわたくしが買収してさしあげますよぉ…!! )

 

 

 

マウス :「 ショーケースについて一通り説明しておきます 」

 

マウス :「 まず、月ごとにレンタル料を払う必要があります 」

 

マウス :「 場所によって金額は異なりますが、 」

 

マウス :「 月に5000円程度と考えていただければ、 」

 

マウス :「 問題ありません 」

 

マウス :「 次に。 」

 

マウス :「 契約期間についてです 」

 

マウス :「 一ヵ月、二ヵ月、三ヵ月から 」

 

マウス :「 選択することができ、 」

 

マウス :「 最大で1ケースにつき三ヵ月まで契約が可能です 」

 

マウス :「 もちろん1人あたり、 」

 

マウス :「 複数のショーケースを契約することができます 」

 

マウス :「 ショーケースはビルのように、 」

 

マウス :「 下から上までで4つほど重なっている状態で、 」

 

マウス :「 下のケースと上のケースは 」

 

マウス :「 客が見づらいためお勧めできません 」

 

マウス :「 その分、真ん中の2つと比べて、 」

 

マウス :「 レンタル料は安いですが、 」

 

マウス :「 レンタル料の差を気にするよりも 」

 

マウス :「 場所を優先したほうが明らかに売れやすいと言えます 」

 

 

マウス :「 次に委託販売についてです 」

 

マウス :「 ショーケースに入る分まで 」

 

マウス :「 売りたいものを置くことができます 」

 

マウス :「 金額は全て自分で設定することができますが、 」

 

マウス :「 値札は自分でつける必要があります 」

 

 

マウス :「 最後です。 」

 

マウス :「 ショーケースのレンタル料に加え、 」

 

マウス :「 委託販売している商品が売れたら、 」

 

マウス :「 その金額から15%を手数料として自動的に引かれます 」

 

 

マウス :「 こちらが行う必要があるのは、 」

 

マウス :「 ショーケースの場所を指定し、契約すること 」

 

マウス :「 自身で値札をつけた商品をそのケースに置くこと 」

 

マウス :「 契約期間内であれば何度でも補充することができるので、 」

 

マウス :「 定期的に売れ行きを確認・値段変更・補充を行うこと 」

 

マウス :「 契約期間の終了が近くなったら清算しに行くこと 」

 

マウス :「 以上です 」

 

マウス :「 他は全てショーケース側がやってくれます 」

 

 

ナダム :「 ふむ。 」

 

ナダム :「 おおよそは理解しました。 」

 

ナダム :「 とくに問題はないでしょう。 」

 

 

マウス :「 なら連絡先を交換しましょう 」

 

 

ナダム :「 こちらの都合の良い日時が決まり次第、 」

 

ナダム :「 わたくしから連絡しましょう 」

 

 

 

数日後。

 

ナダムから着信。

 

 

マウス :「 はい。 」

 

マウス :「 日時の連絡でしょうか? 」

 

 

ナダム :「 それもそうなのですが、 」

 

ナダム :「 こちらから1つ提案があります 」

 

 

マウス・・・( 提案? )

 

 

マウス :「 続けてください 」

 

 

ナダム :「 現時点の話では、 」

 

ナダム :「 わたくしはわたくしのケースを借り、 」

 

ナダム :「 わたくしのカードのみを置く。 」

 

ナダム :「 君のケースはわたくしが代わりに借り、 」

 

ナダム :「 君のカードのみを置く。 」

 

ナダム :「 このように、わたくしと君とで 」

 

ナダム :「 ショーケースを完全に分けるということで 」

 

ナダム :「 理解しています 」

 

ナダム :「 わたくしのカードと君のカードを 」

 

ナダム :「 同じケースに入れてしまうと 」

 

ナダム :「 清算が困難になるからです 」

 

 

マウス :「 こちらも同様の認識でいます 」

 

 

ナダム :「 わたくしとしては、 」

 

ナダム :「 わたくしのカードと君のカードを 」

 

ナダム :「 同じケースに入れて委託販売したいと考えています 」

 

 

マウス :「 ? 」

 

 

ナダム :「 互いに同じカードを置くとき、 」

 

ナダム :「 どうしても金額に差が生まれてしまいます 」

 

ナダム :「 予め、わたくしと君とで値段を合せるように 」

 

ナダム :「 打ち合せることは可能だとは思いますが、 」

 

ナダム :「 それだと互いに全てのカードの値段を 」

 

ナダム :「 事前に確認する必要があり、 」

 

ナダム :「 多少の手間となってしまいます 」

 

ナダム :「 それに加えて、 」

 

ナダム :「 仮に今のが実現したとしても、 」

 

ナダム :「 他の人が我々が置いているカードと 」

 

ナダム :「 同じカードを置く場合、または既に置いている場合、 」

 

ナダム :「 我々より安くする可能性が非常に高いです 」

 

ナダム :「 その場合、わたくしのカードについては、 」

 

ナダム :「 わたくしの独断ですぐに値段を下げることができますが、 」

 

ナダム :「 君のカードについてはすぐに対応することができません 」

 

ナダム :「 こちらの判断で君のカードの値段を 」

 

ナダム :「 勝手に下げるわけにはいかない、というのと、 」

 

ナダム :「 値段を下げるにしても、 」

 

ナダム :「 必ず君に確認する必要があるからです 」

 

ナダム :「 値段を上げる場合でも同じことが言えるでしょう 」

 

ナダム :「 定期的にショーケースへ行くとはいえ、 」

 

ナダム :「 毎日のように行けるわけではありません 」

 

ナダム :「 なら、わたくしがショーケースへ行く際、 」

 

ナダム :「 必ず君が来る、と言ったとしても、 」

 

ナダム :「 おそらく100%は実現しないでしょう 」

 

ナダム :「 そちらにも予定があります 」

 

ナダム :「 わたくしが急きょ行きたいと思った場合、 」

 

ナダム :「 今から行くから来て、と 」

 

ナダム :「 君に連絡をしたとしても、 」

 

ナダム :「 おそらくそちらは来れないかと思います 」

 

ナダム :「 例えば、わたくしがショーケースへ行くのが、 」

 

ナダム :「 一ヵ月に2回だとします 」

 

ナダム :「 そちらが来れなかった日を差し引くと、 」

 

ナダム :「 わたくしと君がショーケースで会うことができるのは 」

 

ナダム :「 一ヵ月に1回ということになります 」

 

ナダム :「 このようにショーケースで 」

 

ナダム :「 会うことができる日が限定されてしまうと 」

 

ナダム :「 そちらにとって不利であり、 」

 

ナダム :「 不公平になってしまいます 」

 

ナダム :「 そちらが来れなかった日に 」

 

ナダム :「 おそらくわたくしは自分のカードの値段を 」

 

ナダム :「 他の人の置き値と比べてから、下げるかと思います 」

 

ナダム :「 そのタイミングで君のカードの値段も下げるべきか、を 」

 

ナダム :「 君に連絡したとしても、 」

 

ナダム :「 返事が遅ければ、わたくしは帰宅してしまいますし、 」

 

ナダム :「 その連絡をすること自体が、 」

 

ナダム :「 わたくしの立場からすると現実的ではありません 」

 

ナダム :「 つまり、非常に簡単な表現をしますと、 」

 

ナダム :「 現時点の話のままでは、 」

 

ナダム :「 互いに「自由」がきかない、ということです 」

 

 

ナダム :「 なので、わたくしが君のカードを、 」

 

ナダム :「 買い取ってしまえば良いと考えています 」

 

ナダム :「 そのほうがそちらにとっても 」

 

ナダム :「 良い話であると思いますし、 」

 

ナダム :「 これは互いに「自由」がきく方法でもあります 」

 

ナダム :「 わたくしはわたくしの行きたいタイミングで、 」

 

ナダム :「 ショーケースへ行くことができ、 」

 

ナダム :「 ケースもわたくし専用と君専用とで分ける必要もなく、 」

 

ナダム :「 値段も好きに決めることができます 」

 

ナダム :「 つまり全てが自由です 」

 

 

マウス・・・( オレからカードを買うこと以外はなァ笑。 )

 

 

ナダム :「 もちろん、君のカードは、 」

 

ナダム :「 ショーケースで売りたい金額設定で問題ありません 」

 

ナダム :「 明らかに異常な金額提示をされない限り、 」

 

ナダム :「 その値段でわたくしが買取ります 」

 

 

マウス :「 確認ですが、 」

 

マウス :「 そちらがショーケースを続けている限り、 」

 

マウス :「 私からカードを買い続けるという認識で 」

 

マウス :「 よろしいでしょうか? 」

 

 

ナダム :「 いかにも。 」

 

ナダム :「 そちらから買い取ったカードも、 」

 

ナダム :「 スムーズに売れていくと推測しています 」

 

ナダム :「 溜っていくだけ、とは考えていません 」

 

ナダム :「 それにショーケースに出す値段を決めるのは 」

 

ナダム :「 わたくしです 」

 

ナダム :「 そこに差額が生まれれば、 」

 

ナダム :「 そちらから買い取ったカードで 」

 

ナダム :「 損してしまうものがあったとしても、 」

 

ナダム :「 得をするものもあるので、 」

 

ナダム :「 うまくバランスをとれるでしょう 」

 

 

マウス・・・( それはどうだろうねぇ~笑。 )

 

 

マウス :「 わかりました 」

 

マウス :「 そちらの提案通りでこちらも問題ありません 」

 

マウス :「 ところでケース代についてですが、 」

 

マウス :「 私はかかった分の半分を払えば良いでしょうか? 」

 

 

ナダム :「 いいえ。結構です 」

 

ナダム :「 わたくしはあくまでも 」

 

ナダム :「 そちらからカードを買取るという立場です 」

 

ナダム :「 代理ではありますが、 」

 

ナダム :「 本来の形である代理とは異なるためです 」

 

 

マウス :「 いえ、それだと申し訳ないので、 」

 

マウス :「 半分は受け取ってください 」

 

マウス :「 この話がなければ、 」

 

マウス :「 そちらが私からカードを買取るという話は 」

 

マウス :「 そもそも存在していません 」

 

 

マウス・・・( この男はおそらく誠実 )

 

マウス・・・( 簡単に裏切るようなマネはしないだろう )

 

マウス・・・( かと言って裏切りやすい状況を作るのは好ましくない )

 

マウス・・・( ナダムが買取りたくないと思ったとき、 )

 

マウス・・・( その説得に )

 

マウス・・・( こちらがケース代を一切払ってないことを )

 

マウス・・・( 利用してくるのは間違いないだろう )

 

マウス・・・( だから半分払う )

 

マウス・・・( これは絶対に受け取ってもらう必要がある )

 

マウス・・・( もしナダムが買取りたくないと交渉してきたら )

 

マウス・・・( 逆に半分ケース代を払っているとこちらが主張できる )

 

マウス・・・( 仮に返すと言われた場合でも )

 

マウス・・・( 受け取りを拒否すればいい )

 

マウス・・・( おそらくここでナダムは諦めるだろう )

 

マウス・・・( 少なからずこちらが半分払った契約期間中は )

 

マウス・・・( 買い続けるしかない、という )

 

マウス・・・( 選択をとらざるをえなくなるだろう )

 

マウス・・・( 逆に言えば、 )

 

マウス・・・( こちらが半分払っている契約期間が終了すれば )

 

マウス・・・( ナダムはこちらにたいして )

 

マウス・・・( 今後買い取らないことについての )

 

マウス・・・( 交渉がしやすくなる )

 

マウス・・・( だからそれまでは買い続ける可能性が高くなる )

 

マウス・・・( どの道、半分払うことにこしたことはない )

 

 

ナダム :「 ふむ。 」

 

ナダム :「 それなら半分いただこう 」

 

 

マウス :「 それではいつからスタートしますか? 」

 

マウス :「 ショーケースを契約する際、 」

 

マウス :「 私もいたほうが良いでしょう 」

 

マウス :「 意外と店内は広いので、 」

 

マウス :「 真ん中のケースを契約できても、 」

 

マウス :「 その場所がそもそも悪いことがあります 」

 

マウス :「 どのあたりにあるケースを契約すれば良いかなど、 」

 

マウス :「 私がいればアドバイスすることができます 」

 

 

ナダム :「 確かにそのほうが良い ですな 」

 

ナダム :「 それでは今週の日曜日でどうでしょう? 」

 

 

マウス :「 問題ありません 」

 

マウス :「 集合はアキパにしましょう 」

 

 

 

日曜日。

 

アキパ。

 

ポークスにて。

 

 

マウス :「 それではさっそく… 」

 

マウス :「 まずはこのケースです 」

 

マウス :「 ここは店員に聞いたところ、 」

 

マウス :「 あと10日ほどで契約が終了になる上に、 」

 

マウス :「 契約の予約もされていないとのことなので、 」

 

マウス :「 今予約すれば10日ほど待つだけで使用可能です 」

 

 

ナダム :「 契約の予約ができるとは。 」

 

 

マウス :「 申し訳ありません 」

 

マウス :「 すっかり伝え忘れていました 」

 

マウス :「 しかしここは場所が良い上に、 」

 

マウス :「 10日後にはすぐに使えます 」

 

 

ナダム :「 契約の予約という存在に、 」

 

ナダム :「 最大で1ケースの契約が三ヵ月まで。 」

 

ナダム :「 つまり相当人気であると。 」

 

ナダム :「 それほどに売れるというわけですな。 」

 

 

マウス :「 故に良い場所なら 」

 

マウス :「 数ヵ月先に終了するショーケースでも 」

 

マウス :「 予約しておくことにこしたことはありません 」

 

マウス :「 10日後から使えるケースも三ヵ月後には 」

 

マウス :「 使えなくなります 」

 

マウス :「 というのは、 」

 

マウス :「 自身が契約したケースに自分で次の予約をすることは 」

 

マウス :「 できません 」

 

マウス :「 独占は認めないということでしょう 」

 

 

ナダム :「 ふむ。 」

 

ナダム :「 なるほど。 」

 

ナダム :「 なら三ヵ月後くらいから使用できるケースは勿論、 」

 

ナダム :「 二ヵ月後くらいから使用できるケースも 」

 

ナダム :「 予約しておきましょうか。 」

 

 

マウス・・・( かかったなァ笑 )

 

マウス・・・( 予約でもケース代は )

 

マウス・・・( 今日払わなければいけない )

 

マウス・・・( もちろん、ナダムが途中から )

 

マウス・・・( 買取拒否をする想定だが、 )

 

マウス・・・( だとして )

 

マウス・・・( 三ヵ月間しか売り続けられないのは )

 

マウス・・・( 冷静に考えてちょーもったいないじゃなーい?笑 )

 

マウス・・・( 三ヵ月後から使用できるケースも )

 

マウス・・・( いま予約させてしまえば )

 

マウス・・・( 実質六ヶ月間、 )

 

マウス・・・( ナダムに売り続けることができるってわけ笑 )

 

マウス・・・( 裏切れば即制裁♪ )

 

マウス・・・( “ 約束 ” さえ先にさせちゃえば )

 

マウス・・・( こっちの勝ち♬ )

 

マウス・・・( これ常識♩ )

 

マウス・・・( あぁ~。見たいねぇ~。 )

 

マウス・・・( 早く見せてくれよォ・・ )

 

マウス・・・( その平常が崩れて乱れる姿を・・・ )

 

 

マウス :「 お願いします 」

 

 

ナダム :「 的確なアドバイスに感謝します 」

 

 

マウス :「 それと、 」

 

マウス :「 日本語版のカードは 」

 

マウス :「 他より徹底的に安く置いたほうがいいです 」

 

マウス :「 そうすれば回転率が良くなる上に、 」

 

マウス :「 注目されやすいケースになります 」

 

マウス :「 ショーケース全体を見る限り、 」

 

マウス :「 日本語版のカードが最も多いですが、 」

 

マウス :「 割高のものが多いイメージです 」

 

マウス :「 それに品揃えが悪いショーケースもそれなりにあります 」

 

マウス :「 日本語版については 」

 

マウス :「 ほぼ全てを通常レートで置くだけで 」

 

マウス :「 ここでは安く置いたことになります 」

 

マウス :「 ただし英語版やアジア版に関しては、 」

 

マウス :「 ボッタクリ価格で置くことをお勧めします 」

 

マウス :「 相場の倍近くでも売れるカードが多々あります 」

 

マウス :「 例えば、カオス・ソーチャラーのウルトラです 」

 

マウス :「 これは相場は4000ほどですが、 」

 

マウス :「 ここだと7980でも売れます 」

 

マウス :「 海外版は単純に出回りが少ないのもありますが、 」

 

マウス :「 ポークスのケースにもあまり置かれません 」

 

マウス :「 一部海外版専門のバイヤーのケースがありますが、 」

 

マウス :「 それもボッタクリレートがほとんどです 」

 

マウス :「 それでも売れるんでしょう 」

 

マウス :「 さらに海外版を取り扱うカードショップも 」

 

マウス :「 ほぼ全てがボッタクリレートです 」

 

マウス :「 アキパ近辺はとくにです 」

 

マウス :「 つまりそれより安く置くか、 」

 

マウス :「 アキパ近辺にすらないカードに関しては、 」

 

マウス :「 もれなくボッタクリ価格でも売れるということになります 」

 

 

ナダム :「 カードを売るには最適の場所のようで。 」

 

ナダム :「 参考にさせていただきますよ…! 」

 

 

マウス :「 ショーケースは常に見栄えが大事です 」

 

マウス :「 品揃えが良いにこしたことはありません…! 」

 

マウス :「 必要なのはカードの供給です 」

 

マウス :「 そこは私に任せてください…! 」

 

マウス :「 そちらが独自で回収してくるカードと、 」

 

マウス :「 私の供給力があれば、何の問題もないでしょう 」

 

マウス :「 全力で回収してきますよ…! 」

 

 

ナダム :「 それは心強い…! 」

 

ナダム :「 ではさっそく「予約」を。 」

 

 

 

マウス・・・( こ、これがボーナスゲームってやつぅ~?笑 )

 

マウス・・・( いいねぇ~。 )

 

マウス・・・( いいよォ・・ )

 

マウス・・・( ぼくは何1つとして嘘をついていない )

 

マウス・・・( その上、ナダムをうまくコントロールできている )

 

マウス・・・( さあ、そのまま操られなさい…! )

 

マウス・・・( 当初から的確なことを言っていれば、 )

 

マウス・・・( 人は自然に信用するんですぅ笑 )

 

マウス・・・( だからね・・ )

 

マウス・・・( いずれ間違ったことを正当化しても )

 

マウス・・・( それが通ってしまうようになるんですよォ~笑 )

 

マウス・・・( わかりますかぁ~?? )

 

マウス・・・( 洗脳ですよ 洗脳ぉ~!!! )

 

 

マウス・・・( 楽しみだなぁ~♩ )

 

マウス・・・( この先どうなるのか… )

 

マウス・・・( 本当に・・ )

 

マウス・・・( ニタァ… )

 

 

 

 

 

   - 第16話 「マイパワー!」 -

 

 

 

 

 

ナダム :「 それではさっそく 」

 

ナダム :「 カードを拝見させていただきましょうか 」

 

 

マウス :「 はい。 」

 

マウス :「 最初なので安めのカードがメインです 」

 

マウス :「 というよりかは、 」

 

マウス :「 代理で置いてもらう予定だったカードが多いでしょう 」

 

マウス :「 本来ショーケースでは、 」

 

マウス :「 このように1枚あたり100円~200円程度のカードを 」

 

マウス :「 大量に置きつつ、 」

 

マウス :「 それ以上の値段で売れるカードは 」

 

マウス :「 ケースの壁にはりつけ、 」

 

マウス :「 一部海外版のカードなどでボッタくるのが主流です 」

 

 

マウス・・・( まーゴミカードを最初に処分したいだけなんだが?笑 )

 

 

ナダム :「 ふむ。 」

 

 

マウス :「 では電卓で計算していきましょう 」

 

マウス :「 私がそれぞれのカードの値段を順に提示していきます 」

 

マウス :「 とくに問題がなければ 」

 

マウス :「 同じカードの枚数を数えた上で 」

 

マウス :「 その数字を足していきます 」

 

 

ナダム :「 それでよろしいでしょう 」

 

 

マウス :「 では始めます 」

 

マウス :「 まずは王宮のオフーレカードです 」

 

マウス :「 こちらは180円で置く予定でしたが、 」

 

マウス :「 100円を提示します 」

 

 

ナダム :「 問題なし・ですな 」

 

 

マウス :「 46枚ありますので4600を足しておきます 」

 

 

ナダム :「 ふむ 」

 

 

マウス :「 次は、 」

 

マウス :「 奈落のオットシアーナ 」

 

マウス :「 380円で置く予定でしたが300円を提示します 」

 

 

ナダム :「 よろしいでしょう 」

 

 

マウス :「 49枚ありますので14700を足しておきます 」

 

 

ナダム :「 ふむふむ ( うなずきながら ) 」

 

 

マウス :「 ここで提案なのですが、 」

 

マウス :「 時間短縮のため、 」

 

マウス :「 こちらで全て計算してしまってもよろしいでしょうか? 」

 

マウス :「 勿論、先程のような感覚で値段を決めています 」

 

マウス :「 合計金額が出れば、 」

 

マウス :「 おおよそ何のカードがいくらで計算されたか 」

 

マウス :「 後ほど確認することができると思います 」

 

マウス :「 ですので、 」

 

マウス :「 おそらく、そちらに納得していただける値段かと。 」

 

 

ナダム :「 お任せしましょう 」

 

ナダム :「 電卓に打ちこんでいくなら、 」

 

ナダム :「 大まかには、 」

 

ナダム :「 いくらで計算しているのかわかるでしょう 」

 

 

マウス :「 ありがとうございます 」

 

マウス :「 1000 … 」

 

マウス :「 5000 … 」

 

マウス :「 6000 ... 」

 

マウス :「 4000 … 」

 

 

 

マウス・・・( というわけで計算詐欺ができちゃうわけよォー笑 )

 

マウス・・・( もぉーん ほんとアドなんだからぁーーん! )

 

マウス・・・( いちいち値段提示すんのほんっと疲れるのよねぇー )

 

マウス・・・( だからぁー 値段提示しなくていいしぃー )

 

マウス・・・( 計算詐欺もできるしぃー もぉーパクアトっ♡ )

 

マウス・・・( てかこいつバカぁあ? )

 

マウス・・・( マジちょろすぎなんだけどぉ~w )

 

マウス・・・( 大まかには )

 

マウス・・・( いくらで計算しているのかわかるでしょう! )

 

マウス・・・( とかw )

 

マウス・・・( 絶対わかってないよねぇ~笑 )

 

マウス・・・( バレてもミスった言えばいいしぃ~? )

 

マウス・・・( ちょーやり得じゃーーーん笑 )

 

マウス・・・( はい、へそくり乱舞♡ )

 

マウス・・・( よよん♡ よん♡ よよよん♡♡ )

 

マウス・・・( ブラボーーーっ♬ )

 

 

 

マウス :「 合計金額ですが28万と2800円です 」

 

 

ナダム :「 その金額なら今渡すことができます 」

 

 

マウスはナダムから28万2800円を受け取る。

 

 

 

マウス: 「 2828笑 」 < ニヤニヤ >

 

 

マウス・・・( 金を受け取ったからではない )

 

マウス・・・( こいつが金を払ったことにだ )

 

マウス・・・( ここまで来て ようやく ようやく )

 

マウス・・・( 1つの段階を踏んだのだから )

 

マウス・・・( 嬉しくてたまらないねぇ・・ )

 

マウス・・・( ここからだよ・・ )

 

 

 

ナダム :「 君の海外版のカードファイル 」

 

ナダム :「 いいですよねぇえ 」

 

ナダム :「 いつもそれを見ながら 」

 

ナダム :「 そうやってニヤけていると見受ける 」

 

 

マウス :「 はっ… 」

 

 

ナダム :「 隠さなくていいんですよォオ 」

 

ナダム :「 わたくし、 」

 

ナダム :「 実はその海外版のカードファイルに 」

 

ナダム :「 興味がありましてねぇ 」

 

 

マウス・・・( そっちか・・ )

 

 

ナダム :「 できれば譲っていただきたい 」

 

 

 

ナダム・・・( ヨダレが垂れてしまいますねぇ~ )

 

ナダム・・・( あれだけ綺麗に揃っている、 )

 

ナダム・・・( 海外版のカードファイルなど見たことがない…! )

 

ナダム・・・( 欲しいですねぇ~ 欲しいですよォ~ )

 

ナダム・・・( わたくしはそれを毎日かかさず見てニヤけたい )

 

ナダム・・・( それが心の癒しとなるのです…! )

 

ナダム・・・( それがカードにたいする愛…!! )

 

ナダム・・・( コレクション意欲というものなのです…!!! )

 

ナダム・・・( どうしても ほ、欲しい…!! )

 

ナダム・・・( だから少年よ )

 

ナダム・・・( 不要なカードを買取って機嫌をうかがっているのだよ )

 

ナダム・・・( さあ出しなさい! )

 

ナダム・・・( わたくしにそのカードファイルを…! )

 

ナダム・・・( 君のコレクションを…! )

 

ナダム・・・( 全て…!! )

 

ナダム・・・( 買い取って差し上げますよォオ!!! )

 

ナダム・・・( これが大人の力なのです )

 

ナダム・・・( 何より人が大事にしているコレクションを )

 

ナダム・・・( 金の力で奪い取るほど、 )

 

ナダム・・・( 気持ちの良い話はありませんよォ…! )

 

ナダム・・・( ゲっ ゲっ ゲッヒッヒッヒッヒッヒッヒ…!! )

 

 

マウス・・・( なるほど )

 

マウス・・・( そういうことだったか笑 )

 

マウス・・・( 予想外にも程があるな・・ )

 

マウス・・・( まさかボクの海外版のカードファイルが欲しいとは笑 )

 

マウス・・・( ま それを利用しない理由なんてないよね )

 

マウス・・・( ボクが海外版のファイルを出さないとわかれば、 )

 

マウス・・・( もしかしたら彼は )

 

マウス・・・( ボクからカードを買わなくなるかもしれない )

 

マウス・・・( なら、海外版のファイルを出すと濁しつつ、 )

 

マウス・・・( それ以外のカードを売り続ければ良い…! )

 

マウス・・・( しかしそれは時間の問題… )

 

マウス・・・( 良いでしょう )

 

マウス・・・( タイミングを見計らって )

 

マウス・・・( 譲ってあげようじゃありませんか…! )

 

マウス・・・( 条件付きでねぇ笑 )

 

 

 

マウス :「 これは大事なコレクションですので… 」

 

 

ナダム :「 ・・ 」

 

 

マウス :「 ただ代理をしてもらう以上、 」

 

マウス :「 こちらもそう簡単には断れません… 」

 

マウス :「 そうですね… 」

 

マウス :「 来週です 」

 

マウス :「 来週までには答えを出しましょう 」

 

 

 

ナダム・・・( そう簡単には断れない… )

 

ナダム・・・( もう既に答えを出しているじゃありませんか…笑 )

 

ナダム・・・( ゲッヒッヒッヒッヒ…!! )

 

ナダム・・・( 君の海外版のカードファイルの運命は、 )

 

ナダム・・・( わたくしの元にくる…! )

 

ナダム・・・( もはや そう決まったようなものですなア…!! )

 

 

 

ナダム :「 期待していますよォ… 」

 

ナダム :「 なら そのときに、 」

 

ナダム :「 ショーケース用のカードも持ってきてください 」

 

ナダム :「 そこで次の買取りといたしましょう 」

 

 

 

マウス・・・( 条件なんて簡単だよ… )

 

マウス・・・( 2ヶ月後に手放すと約束すればいい… )

 

マウス・・・( 逆に3ヵ月後とか4ヵ月後だと、 )

 

マウス・・・( 先が遠いと思われてしまうからね )

 

マウス・・・( でも1ヵ月後だと少し早すぎる… )

 

マウス・・・( それはこちらの都合だと、 )

 

マウス・・・( 1ヵ月しかショーケース用のカードを )

 

マウス・・・( 売り続けることができないとなると )

 

マウス・・・( 条件的に厳しい )

 

マウス・・・( それに大事なコレクションという設定なのに )

 

マウス・・・( 1ヵ月後に手放すとなると少々怪しく見えてしまう )

 

マウス・・・( だからバランスを取って2ヵ月後… )

 

マウス・・・( 2ヵ月もあれば「色々」できるしね )

 

 

マウス・・・( でも2ヵ月後に )

 

マウス・・・( 海外版のカードファイルを手放すってだけじゃ、 )

 

マウス・・・( どう考えてもこっちが不利だよね )

 

マウス・・・( 本来なら6ヶ月の間、 )

 

マウス・・・( ショーケース用のカードを )

 

マウス・・・( 売り続ける予定だったわけだし。 )

 

マウス・・・( ま どの道 約束とはいえ、 )

 

マウス・・・( ナダムは6ヶ月も持たないだろうけどね )

 

マウス・・・( ショーケース代の半分をこっちが払うっていうのは )

 

マウス・・・( あくまでもナダムが途中で買取りを拒否してきた場合に )

 

マウス・・・( 半分払ってることを理由に説得するため )

 

マウス・・・( 少しでも買い取らせる量を )

 

マウス・・・( 増やすための布石にすぎない )

 

 

マウス・・・( ここで ナダムに最も大量のカードを )

 

マウス・・・( 売りつける方法を考えるなら、 )

 

マウス・・・( その1… )

 

マウス・・・( 海外版のカードファイルを手放す代わりに )

 

マウス・・・( ボクの持っている遊戯王カードを全て引き取ってもらう )

 

マウス・・・( 海外版のカードファイルだけ持っていかれても )

 

マウス・・・( 困るとかそれっぽいことを言っておけばいいしね )

 

マウス・・・( つまり いっそのことこの機会に )

 

マウス・・・( 遊戯王カードを引退する という設定にすればいい )

 

マウス・・・( その2… )

 

マウス・・・( 海外版のカードファイルを手放すときに )

 

マウス・・・( 入手が確定してしまっているカードも )

 

マウス・・・( 全て引き取ってもらう )

 

マウス・・・( これは2ヵ月の間、通常通り、 )

 

マウス・・・( ナダムにショーケース用のカードを )

 

マウス・・・( 売り続けるのと同時に、 )

 

マウス・・・( 大量のカードを意図的に集め、 )

 

マウス・・・( あたかも元々持っていたカードであるように )

 

マウス・・・( 見せかけ、またはそう偽って、 )

 

マウス・・・( 海外版のカードファイルと共に )

 

マウス・・・( 全遊戯王カードを引き取ってもらう形で )

 

マウス・・・( 売りつけるのはもちろん、 )

 

マウス・・・( さらに売約(買う約束)をしてしまっていると )

 

マウス・・・( ナダムに偽りを述べることで、 )

 

マウス・・・( 海外版のカードファイルと )

 

マウス・・・( 全遊戯王カードを売りつけたあとも、 )

 

マウス・・・( 可能な限りカードを買い取ってもらう というもの )

 

 

マウス・・・( ま ナダムに説明するのは、 )

 

マウス・・・( 海外版のカードファイルを手放す代わりに、 )

 

マウス・・・( ボクの遊戯王カードを全て引き取ってもらうことと、 )

 

マウス・・・( 入手が確定してしまっているカードは )

 

マウス・・・( 入手し次第、すぐに引き取ってもらう )

 

マウス・・・( ってだけなんだけどね )

 

マウス・・・( この説明にたいして、 )

 

マウス・・・( ナダムが条件をのむと答えれば、 )

 

マウス・・・( ボクの海外版のカードファイルが欲しい、 )

 

マウス・・・( という彼の発言が )

 

マウス・・・( ある程度 本気であることがわかる上に )

 

マウス・・・( ボクの悪意に満ち溢れた )

 

マウス・・・( 真の “ 爆撃 ” が約束されるわけだ… )

 

マウス・・・( クックックック… )

 

マウス・・・( 見せてあげますよ・・ )

 

マウス・・・( “ マウス☆ベラトール ” という正体を・・・ )

 

 

 

 

 

次回は…!

 

ビトレイアル☆イルミネーションが登場するぜぇ~ぃ!

 

奴の海外版のカードの供給量はダテじゃねいぜぇい!

 

一方 マウス☆ベラトール君はって言うと…

 

え、そんな方法ありかよーーーーーーーーォオ!!

 

おいらもびっくりだぜ!

 

 

次回!! 第17話 「や、やってやるぜぇい!」

 

デュエル☆スタンガン!!

 

 

この物語はフィクションであり、

 

実在の人物・団体とは一切関係ありません(笑)

第15話 「偽りの友情」

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ー 第14話 「ファーストゥシークレットっ!」の続編 ー

 

 

そして土曜日ー

 

とあるカーキンにてー

 

 

そこには「リーチ✩フェアラート」の姿が。

 

 

マウス :「 ニヤァ 」

 

 

エヌヌ :「 ようやく来たかっ! 待たせやがって! 」

 

 

マウス :「 約束通り持ってきたぞ 」

 

マウス :「 “ リーチ✩フェアラート ” ー 」

 

マウス :「 おまえの、カードファイルとデッキだ 」

 

 

リーチ :「 ・・ 」

 

 

マウス :「 ここには、おまえの周囲の人間、 」

 

マウス :「 私の周囲の人間、 」

 

マウス :「 おまえから盗まれた被害者ら、 」

 

マウス :「 それらを合せると、 」

 

マウス :「 私を含め、6人いるー 」

 

 

リーチ :「 6人? 」

 

 

リーチ ・・・( この場にいるのは、マウス、 )

 

リーチ ・・・( ボクの知り合いのエヌヌ、 )

 

リーチ ・・・( ボクの知らない奴が1人(これはおそらくマウスの知り合い) )

 

リーチ ・・・( ボクが盗んでやったアホ2人、 )

 

リーチ ・・・( 合せて5人のはず、、 )

 

 

リーチ :「 ? 」

 

 

リーチの後ろに誰かがいた。

 

 

カーキンの店長 :「 話合いがあるんだってね 」

 

 

リーチ :「 ・・ 」

 

 

エヌヌ :「 話進めようか! 」

 

エヌヌ :「 はい、まずてめーは近辺のカードショップ出禁だァ…! 」

 

 

リーチ :「 !? 」

 

リーチ :「 ど、どうやって? 」

 

 

エヌヌ :「 てめー誰の許可でしゃべってんじゃコラァ…! 」

 

エヌヌ :「 まずはここだよ、カーキン! カーキン出禁だろっ! 」

 

エヌヌ :「 店長! 出禁って言ってやってくださいよっ! 」

 

 

リーチ :「 ? 」

 

 

カーキンの店長 :「 話は全部聞いてるけど一応確認ね! 」

 

カーキンの店長 :「 君がこの店でカードを盗んだのは本当なんだね? 」

 

 

リーチ :「 はい。。 」

 

 

カーキンの店長 :「 確認が取れたので出禁です! 」

 

カーキンの店長 :「 今後の出入りはできないということですので! 」

 

カーキンの店長 :「 後はそちらで話し合いをするなら、 」

 

カーキンの店長 :「 続けてください…! 」

 

カーキンの店長 :「 いいですね? 」

 

 

リーチ :「 はい、、 」

 

 

エヌヌ :「 っしゃぁぁぁぁああ…!! 」

 

エヌヌ :「 てめーがカード盗みまくってるせーでカモが減ってんだよぉ…! 」

 

エヌヌ :「 やっと消えてくれんのか! せーせーするよなァ?? 」

 

エヌヌ :「 そんでただ出禁っていうのも納得できるわけねーだろぉ? 」

 

エヌヌ :「 こいつん家行ってカード全部没収しようやっ! 」

 

エヌヌ :「 誠意見せてもらわんと気が済まねーし割に合わんからな! 」

 

エヌヌ :「 没収じゃぁぁぁああ…!! 」

 

 

マウス :「 ボクは反対だな 」

 

マウス :「 盗んだことを認めた上で謝罪してるし、 」

 

マウス :「 この店が出禁ならもう盗むこともできない 」

 

マウス :「 反省もしてるみたいだから 」

 

マウス :「 許してあげてもいい気がするけどね 」

 

 

リーチ :「 !? 」

 

 

エヌヌ :「 そんならもー多数決じゃろ!こんなん! 」

 

エヌヌ :「 多数決で決めようやっ! 」

 

エヌヌ :「 リーチのカード全部没収!! これに賛成の奴全員挙手! 」

 

エヌヌ :「 挙手せーやっ! 」

 

 

マウス以外の、エヌヌを含めた4人が挙手。

 

 

マウス :「 ・・ 」

 

 

エヌヌ :「 はい多数決でリーチの全カード没収決まりぃいい…! 」

 

エヌヌ :「 多数決で決まったんだから文句はねーよなァ? 」

 

エヌヌ :「 何とか答えたらどーじゃ、あーコラ! 」

 

エヌヌ :「 拒否権なんかねーんだよ犯罪者ァ…! 」

 

 

リーチ :「 ・・ 」

 

 

マウス :「 ・・ 」

 

マウス :「 ボクはカードを没収するっていうのは反対だけど。 」

 

マウス :「 返すつもりで持ってきたんだ 」

 

マウス :「 あのとき預かったこのファイルも、デッキも 」

 

 

リーチ :「 ・・ 」

 

 

マウス :「 ごめんな、、 」

 

 

リーチ :「 !? 」

 

 

マウス :「 ボクだけの力じゃどうにもできないよ、、、 」

 

マウス :「 みんながそうしろって言うならボクは逆らえない 」

 

 

リーチ ・・・( 逃げるしかない。。 )

 

リーチ ・・・( マウスには悪いけど逃げるしかない。。 )

 

リーチ ・・・( 隙を見て逃げるしか、 )

 

リーチ ・・・( 逃げるしか。。。 )

 

 

マウス :「 ニヤァァァアア… 」

 

 

エヌヌ :「 おいリーチィィイ…! 」

 

エヌヌ :「 おまえん家まで行くぞぉ! 」

 

エヌヌ :「 家宅捜索して全部没収じゃあ! 」

 

 

マウス :「 リーチ。 」

 

マウス :「 とりあえず、行くしか。。 」

 

 

リーチ :「 くっ… 」

 

 

次の瞬間、リーチはカーキンから飛び出し、行方をくらませた。

 

 

エヌヌ :「 逃げられると思っとるんかぁぁあ…! 」

 

エヌヌ :「 こうなったらとりあえず、 」

 

エヌヌ :「 リーチん家まで行って待ち伏せじゃぁあ…! 」

 

エヌヌ :「 行くぞぉお…! おまえらぁぁあ…!! 」

 

 

一行はリーチの家へ向かう。

 

 

マウス ・・・( 油断していた…! )

 

マウス ・・・( 逃げられることは想定していたはず )

 

マウス ・・・( あまりにもうまくいきすぎていた… )

 

マウス ・・・( その過信が生んだ隙…! )

 

マウス ・・・( それが奴を逃がす結果に…! )

 

マウス ・・・( さて、どうする…? )

 

 

ドドン!

 

 

エヌヌ :「 着いたぞぉぉお…! 」

 

エヌヌ :「 ここがリーチの家じゃ! ボロいアパートだなぁぁあ…! 」

 

エヌヌ :「 既に全部没収されてんじゃねーかって見た目してるよなぁ! 」

 

エヌヌ :「 はよ戻ってこいやリーチィィイ…! 」

 

エヌヌ :「 全部奪い取らせろやっ…!! 」

 

 

マウス :「 時間の無駄だ 」

 

マウス :「 静寂な場所に我々が長時間いるのは好ましくない…! 」

 

 

エヌヌ :「 じゃあどうすんだよっ! 」

 

 

マウス :「 来た道を戻る 」

 

マウス :「 逃げる側ならどうするかを考えればいい 」

 

マウス :「 それは、大きく二つに分かれる…! 」

 

マウス :「 オレなら自身の家とは無縁の方角へ逃げ、 」

 

マウス :「 夜になるまで戻らないという選択をするだろう 」

 

マウス :「 それが一つ… 」

 

マウス :「 奴が二つ目ならこうだ 」

 

マウス :「 一旦近くに隠れ、 」

 

マウス :「 オレたちが近くにいないと思った瞬間、 」

 

マウス :「 素早く自身の家へ戻る 」

 

 

エヌヌ :「 ・・ 」

 

エヌヌ :「 まー、じゃーとりあえず戻るか 」

 

 

エヌヌ ・・・( カード没収 カード没収 カード没収 )

 

エヌヌ ・・・( 早く没収 早く没収 早く没収 )

 

 

一行は来た道を戻る。

 

が、しかし、

 

戻っている途中だった。

 

リーチ✩フェアラートが自転車に乗っている姿が見えたのは…!

 

それにいち早く気がついたのはマウス☆ベラトール。

 

何も言わずに行動に出た。

 

 

マウス ・・・( 逃げられると思うな )

 

マウス ・・・( おまえが自転車に乗っていようが関係ない )

 

マウス ・・・( 私の売りは “ 速さ ” だ )

 

マウス ・・・( 必ず追いつく…! )

 

 

リーチ :「 !!? 」

 

 

マウス ・・・( もう遅い…! )

 

マウス ・・・( おまえは我々の存在を確認したと同時に逃げるべきだった )

 

マウス ・・・( 反応に遅れが生じたのは、一瞬の驚愕と恐怖…! )

 

マウス ・・・( それが自己防衛の信号を遅らせた…! )

 

 

リーチは自転車をこぎ始める。

 

次第にスピードを上げ、後ろを振り向く余裕すらない状況の中、

 

既に背後にはマウスが近づいていた。

 

それに気がつくこともなく、自転車を全速力でこぐリーチだったが、

 

その時はきてしまった。

 

そう。

 

狩人が獲物を捕らえる瞬間が。

 

 

マウス :「 ニヤァァァアア… 」

 

 

リーチ :「 !!? 」

 

 

ガシャァアアン…!!!

 

 

自転車はリーチごと転倒する。

 

 

リーチ :「 うがぁああああああああ…! 」

 

 

リーチが上を見上げると、

 

悪魔のような笑みを浮かべるマウスが映った。

 

 

エヌヌ :「 リーチィィィイイ…!!!!!!!! 」

 

エヌヌ :「 てめーなに逃げとんじゃコラァァア…!! 」

 

エヌヌ :「 捕獲じゃ!捕獲! 捕獲やでぇえ…!! 」

 

エヌヌ :「 もう逃げられんでぇえ!! 」

 

エヌヌ :「 そのまま地べたに頭つけて謝罪せーやコラァ! 」

 

 

リーチ :「 す、すいませんでした、、 」

 

 

エヌヌ :「 謝っても許さねー 」

 

エヌヌ :「 はよ家行かせろや! 」

 

 

マウス :「 その前に一ついいか? 」

 

 

エヌヌ :「 ? 」

 

 

リーチ :「 ? 」

 

 

マウス :「 リーチ君、ズボンのチャック、あいてるよ笑 」

 

 

エヌヌ :「 ぶっはっはっはっはっはっはっはっは…!! 」

 

エヌヌ :「 全開やんか! 全開! 」

 

 

リーチ :「 閉めます 」

 

 

エヌヌ :「 報告いらんわ!それにしてもぶざまだなぁあ! 」

 

エヌヌ :「 もっかい謝罪しろやっ! 謝罪っ! 」

 

 

リーチ :「 チャック開いてて、すいませんでした 」

 

 

エヌヌ :「 そっちじゃねーよぉお…! 」

 

エヌヌ :「 カード盗んですいませんでしただろーがぁああ…!! 」

 

 

リーチ :「 カードを盗んですいませんでした 」

 

 

エヌヌ :「 もっと謝れやっ! 」

 

エヌヌ :「 もっと地べたに頭をつけて謝れ! 」

 

エヌヌ :「 謝れっ! 謝れやっ! 」

 

 

マウス :「 ・・ 」

 

 

このとき、マウスは自分の過去を思い出す。

 

 

回想

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「 気にくわないガキだなァ!! 」

 

 

パシン! ボコォ! ガシャン!

 

 

マウス :「 痛っ、、 」

 

 

「 土下座して100回謝ってぇ~! 」

 

 

マウス :「 くすっ、、 」

 

 

「 なに泣いてんの~? 」

 

「 聞こえなかった? 」

 

「 土下座して100回謝りなさいっ言ってんでしょぉお! 」

 

 

ボコォ! バギャ!

 

 

マウス :「 ハァ、ハァ 」

 

マウス :「 ごめんなさい、ごめんなさい 」

 

 

「 何回数えたかわかんないでしょーがぁあ! 」

 

 

ボカァ!

 

 

「 はい一からやり直し! 」

 

「 土下座して200回謝ってぇ~! 」

 

「 間違えたから100回増えたのよ? 」

 

「 さっさと謝りなさい…! 」

 

 

マウス :「 ごめんなさい1、ごめんなさい2… 」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

回想終わり

 

 

 

マウス ・・・( 今、自分たちがしているのか )

 

マウス ・・・( あの地獄の日々… )

 

マウス ・・・( 救いなどこない、逃げ場もない )

 

マウス ・・・( ただ理不尽に毎日… )

 

マウス ・・・( 違う…! )

 

マウス ・・・( だから “ 復讐 ” したんじゃないか )

 

マウス ・・・( 無責任なあいつを )

 

マウス ・・・( それと同じことだ )

 

マウス ・・・( あいつとは違う )

 

マウス ・・・( いま自分たちがしていることは、 )

 

マウス ・・・( 間違っていない )

 

マウス ・・・( 無責任な悪を… 知人からダムドを盗んだクズを… )

 

マウス ・・・( ただ “ 復讐 ” しているだけなんだ )

 

マウス ・・・( 消えることのない怒涛の怒り…! )

 

マウス ・・・( それをぶつけるあてが、ここにあるのだ )

 

マウス ・・・( 制裁は私にとって薬…! )

 

マウス ・・・( 定期的に薬を得られなければ自身を制御できなくなる…! )

 

マウス ・・・( だから私は “ 破壊者 ” なんだ…! )

 

 

 

そしてー

 

リーチの家へー

 

 

マウス :「 4人は扉の外で待っててくれ 」

 

マウス :「 オレが運んできたものを、 」

 

マウス :「 CCSHOPまで持って行き、 」

 

マウス :「 オレが戻るまでそこで待機しておいてほしい 」

 

 

エヌヌ :「 っしゃぁああ! ついに没収だぜぇぇえ!! 」

 

エヌヌ :「 運んだあとはみんなで山分けや! 」

 

エヌヌ :「 あとのことは任せておけやっ! 」

 

 

マウス :「 それじゃあ、リーチ…! 」

 

マウス :「 中へ入れろ 」

 

 

リーチ :「 はい 」

 

 

2人はリーチ宅の中へ入っていく。

 

 

マウス :「 こちらで捜索するのもあれだ 」

 

マウス :「 全部自分で出して、こちらへ差し出せ 」

 

 

リーチ :「 はい 」

 

 

マウス :「 受け取ったものはあいつらに渡していく 」

 

 

リーチ :「 ・・・ 」

 

リーチ :「 これはストレージになります 」

 

リーチ :「 これは昔使ってたデッキになります 」

 

リーチ :「 これもストレージになります 」

 

リーチ :「 これはファイルになります 」

 

リーチ :「 あ、あの、 」

 

 

マウス :「 ? 」

 

 

リーチ :「 君が預かってるヒーローデッキだけわぁああ 」

 

リーチ :「 ヒーローデッキだけわぁあああ 」

 

 

ポタ… ポタ…

 

 

リーチ :「 ぐすっ 」

 

リーチ :「 ヒーローデッキだけは勘弁ちてくださぁぃいい 」

 

リーチ :「 お願いしますこの通りですぅうう 」

 

 

リーチは土下座をして何度も頼む。

 

 

マウス :「 ・・ 」

 

 

リーチ :「 ほんとうにお願いぢますぅうううう 」

 

 

このときまたマウスは自分の過去を思い出す。

 

 

回想

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

マウス :「 お願いぢますぅうううう 」

 

マウス :「 服はやめでぇええええ 」

 

 

「 あ? 」

 

「 家から追い出すんだから当たり前でしょ? 」

 

「 出てくんだから服も全部脱いで行きなさいよ? 」

 

「 さっさと残りのシャツとパンツも脱ぎなさいよぉお! 」

 

「 なに? 抵抗して勝てると思ってんの? 」

 

 

ビリィイ…!

 

 

「 早く脱ぎなさい! 脱げ! 脱げぇえ! 」

 

「 裸で家出なさいよぉお! ねぇ? ねぇええええ!! 」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

回想終わり

 

 

 

リーチ :「 お願いぢますうヒーローデッキは勘弁してくださあぃい 」

 

リーチ :「 お願いしますううううううう… 」

 

 

マウス :「 くっ… 」

 

マウス :「 ・・ 」

 

 

マウス :「 わかった… わかったよ… 」

 

マウス :「 それだけは勘弁してやる…! 」

 

マウス :「 他の奴にもなかったことにしといてやる…! 」

 

 

リーチ :「 ありがとうございますうう 」

 

リーチ :「 ほんとうにありがとうございますううう 」

 

リーチ :「 ぐすっ 」

 

 

マウス :「 … 」

 

 

マウス ・・・( 負けた… )

 

マウス ・・・( 明らかに追いつめているのはオレのほう… )

 

マウス ・・・( なのに… させない! トドメを… させない… )

 

マウス ・・・( 目の前にいるのは悪だろ? )

 

マウス ・・・( 制裁の対象だろう? )

 

マウス ・・・( 完全に拒絶している… )

 

マウス ・・・( これ以上はやってはいけないと )

 

 

 

マウスとリーチはリーチ宅の扉の前へ

 

 

 

マウス :「 これで全部らしい 」

 

 

エヌヌ :「 おう、そうかぁあ…! 」

 

エヌヌ :「 大漁じゃのぉおお! 大漁ぉお! 」

 

 

マウス :「 後でCCSHOPへオレも行く…! 」

 

マウス :「 そいつらと一緒に “ 没収 ” したカードを、 」

 

マウス :「 運んで待機していてくれ 」

 

 

エヌヌ :「 わかったぜ! 」

 

エヌヌ :「 ぐへ… ぐへへへへへへへ…!! 」

 

 

マウス :「 ・・ 」

 

 

 

エヌヌたち一行はCCSHOPへ向かう。

 

 

 

リーチ :「 助かったよ… 」

 

リーチ :「 君のおかげでヒーローデッキを渡さずに済んだ 」

 

 

マウス :「 奴らの怒りが収まればいいんだ… 」

 

マウス :「 現に “ 没収 ” と言ってはいるが、 」

 

マウス :「 奴らが貰うわけではない…! 」

 

マウス :「 おまえが盗んだ奴ら… 」

 

マウス :「 つまり被害者たちに配分し、補填させるためだ…! 」

 

マウス :「 警察沙汰にしようと思っている被害者も、 」

 

マウス :「 補填さえしてもらえれば納得する者もいるだろう 」

 

マウス :「 話を丸く収めるには、確かにこの方法が一番だ…! 」

 

マウス :「 それをおまえに代わってオレたちがやるだけの話…! 」

 

マウス :「 だからあまり憎むな 」

 

マウス :「 エヌヌたちは “ 正義 ” を行使したんだ…! 」

 

マウス :「 おまえからただ単に奪うために動いたわけではない…! 」

 

マウス :「 とは言ってもオレは没収に関しては反対だったがな…! 」

 

 

リーチ :「 ・・ 」

 

リーチ :「 そうだったのか 」

 

リーチ :「 なら、尚更君には感謝しないとね 」

 

リーチ :「 君がいなかったらヒーローデッキはなかったよ… 」

 

 

マウス :「 ・・ 」

 

 

リーチ :「 君、優しいんだね 」

 

 

マウス :「 !? 」

 

 

マウス :「 今はそんなことはどうでもいい… 」

 

 

マウス :「 話を変えるが、何人から盗んだ? 」

 

マウス :「 エヌヌの知り合いの中には数人、 」

 

マウス :「 おまえに盗まれた奴がいた… 」

 

マウス :「 他にもいるのか? 」

 

 

リーチ :「 数えきれないほど盗んできた 」

 

リーチ :「 だから何人って聞かれても答えようがないね 」

 

リーチ :「 それに盗んだ奴の顔なんていちいち覚えてないし 」

 

 

マウス ・・・( 盗んだ奴の顔を覚えていない…? )

 

マウス ・・・( こいつのカード資産のほとんどが、 )

 

マウス ・・・( 盗んで得てきたカードだとでも言うのか…! )

 

 

マウス :「 今回で足は洗えそうか? 」

 

 

リーチ :「 もうしないよ… 」

 

 

マウス :「 何かあったときに連絡が必要になるかもしれない…! 」

 

マウス :「 連絡先を教えてくれ 」

 

 

リーチ :「 わかった 」

 

 

マウス :「 オレはそろそろ行くぞ 」

 

マウス :「 最後に聞くが、 」

 

マウス :「 ヒーローデッキ以外のカードはあれで全部か? 」

 

 

リーチ :「 そうだね 」

 

リーチ :「 今手元にあるのはヒーローデッキだけだよ 」

 

 

 

 

 

   ー 第15話 「偽りの友情」 ー

 

 

 

 

 

CCSHOP-

 

 

エヌヌ :「 はい、それじゃぁああ~? 」

 

エヌヌ :「 リーチから奪い取ったぁあ? 」

 

エヌヌ :「 大量のカードたちをぉお~? 」

 

エヌヌ :「 今からぁあ~? 」

 

エヌヌ :「 山分けしようと思いまぁあ~すっ…!!!! 」

 

エヌヌ :「 ぐへっへっへっへっへっへ…!!! 」

 

エヌヌ :「 爆アドぉおおおおおおおおおおおお~…!!! 」

 

エヌヌ :「 ほらテンション上げてくでぇえ~! 」

 

 

エヌヌ :「 はい、まずはこちらの紙獣王パルパロスのウルトラ! 」

 

エヌヌ :「 欲しい人、手ぇ~挙げてっ! 」

 

 

エヌヌ以外 :「 はい! 」

 

エヌヌ以外 :「 はい! 」

 

エヌヌ以外 :「 はぁ~い! 」

 

 

エヌヌ :「 そんじゃあジャンケンで勝負じゃぁあ! おまえらぁあ! 」

 

 

エヌヌ :「 はい、最初はグーっ!! 」

 

エヌヌ :「 ジャンケン! パー! 」

 

 

エヌヌ :「 ぶっはっはっはっはっはっはっはっは…!!! 」

 

 

 

マウス :「 待たせたな 」

 

 

エヌヌ :「 おう! ちょいと先に山分け大会はじめとるでぇえ~! 」

 

 

マウス :「 そんなことより、新しい情報を手に入れた…! 」

 

マウス :「 リーチ✩フェアラート…! 」

 

マウス :「 奴は自分の口からこう言った…! 」

 

マウス :「 今まで数えきれない程、盗みを働き、 」

 

マウス :「 盗んだ奴の顔など覚えていないと…! 」

 

マウス :「 ここで私はこう考えた… 」

 

マウス :「 架空の被害者を誰かに演じさせ、 」

 

マウス :「 大事になるのが嫌なら盗んだ分の金を払え 」

 

マウス :「 そうすれば奴からさらに奪い取ることができる…! 」

 

マウス :「 クックック… 」

 

マウス :「 今回の没収など序章にすぎないのかもしれんな…! 」

 

 

エヌヌ :「 おーそうかい! そうかい! 」

 

エヌヌ :「 奴はさらにむしり取られるのかっ! 」

 

エヌヌ :「 結果報告楽しみにしてるぜ…! 」

 

エヌヌ :「 こっちはこっちで、 」

 

エヌヌ :「 新着情報を手に入れたらすぐに知らせるからよっ! 」

 

 

 

マウス ・・・( リーチ☆フェアラート… )

 

マウス ・・・( オレが問いただしたあのとき…! )

 

マウス ・・・( すぐに認めていればこうはならなかった…! )

 

マウス ・・・( おまえがオレに嘘をついた瞬間、 )

 

マウス ・・・( おまえはー )

 

マウス ・・・( “ 裏切ったんだ ” )

 

マウス ・・・( だから私もー )

 

マウス ・・・( おまえを… )

 

マウス ・・・( クックックックック…! )

 

マウス ・・・( “ 洗脳 ” )

 

マウス ・・・( 偽りの友情ー )

 

マウス ・・・( たった1人の味方を装った破壊者ー )

 

マウス ・・・( 本当の敵は味方のフリをするんだ…! )

 

マウス ・・・( ヒーローデッキ? )

 

マウス ・・・( あれを見逃した理由はこうだ )

 

マウス ・・・( ヒーローデッキを奪われるくらいなら、 )

 

マウス ・・・( これを差し上げます、金を払います… )

 

マウス ・・・( 様子を見ていればわかることだ… )

 

マウス ・・・( ヒーローデッキが奴の、 )

 

マウス ・・・( “ 人生枠 ” であることがな…! )

 

マウス ・・・( 闇雲に奪うだけでは多く奪うことなどできない…! )

 

マウス ・・・( 段階を踏んでいくことで全てを奪いつくすのさ…! )

 

 

 

数日後ー

 

 

 

エヌヌ :「 リーチの野郎、まだカード持ってるぞっ! 」

 

 

マウス :「 なに? 」

 

 

エヌヌ :「 オレの知り合いがエンキンの店員でよぉお! 」

 

エヌヌ :「 そこにまんまと、リーチが買取にきたみてぇだぜっ! 」

 

エヌヌ :「 ストレージに結構良いカードがあったみたいでよぉお! 」

 

エヌヌ :「 オレたちに嘘をついたみてーだ 」

 

エヌヌ :「 あいつまだ色々隠し持ってるみてぇだなぁああ!! 」

 

エヌヌ :「 これはまた没収じゃけんっ! 」

 

エヌヌ :「 家掃除したろかー? 」

 

エヌヌ :「 破壊案件やでぇええええええええええ…!!!! 」

 

 

マウス :「 !!? 」

 

 

マウスはすぐにリーチへ電話をかける。

 

 

リーチ :「 はい、もしもし 」

 

リーチ :「 どうしたの? 」

 

 

マウス :「 カーキンの下で待ってる 」

 

マウス :「 今からすぐに来い… 」

 

 

リーチ :「 今から? 」

 

 

マウス :「 そうだ… 」

 

マウス :「 おまえが盗んだ奴に関することで、 」

 

マウス :「 少し問題が起きたんだ… 」

 

マウス :「 おまえが来なければ、 」

 

マウス :「 こちらでは手に負えないことになりかねないぞ…! 」

 

 

リーチ :「 …!? 」

 

リーチ :「 ちょっと待ってて 」

 

リーチ :「 今から行くよ 」

 

 

プー プー プー ( 電話終了 )

 

 

 

マウス :「 エヌヌはいないほうがいい… 」

 

マウス :「 全部オレがやる…!! 」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

 

 

エヌヌ :「 楽しみだな! 終わったら聞かせてくれよっ! 」

 

 

マウス :「 もちろんだ… 」

 

 

 

数分後ー

 

 

リーチの姿が見える。

 

 

マウス ・・・( 来たか… )

 

 

オオオオオオオオ・・・・

 

 

リーチ :「 ・・ 」

 

 

マウス ・・・( オレがヒーローデッキを勘弁してやった理由… )

 

マウス ・・・( ヒーローデッキを失いたくなければ、という理由で、 )

 

マウス ・・・( 継続的に別のものを奪い続けることができる… )

 

マウス ・・・( 確かにそう思った… )

 

マウス ・・・( だからあのとき奪わないと決めた…! )

 

マウス ・・・( だが、自分の過去を連想したのも事実…! )

 

マウス ・・・( 情けの気持ちがなかったわけではない…! )

 

マウス ・・・( 実際には心は揺らいでいた… )

 

マウス ・・・( 奪わないと決めたとき、 )

 

マウス ・・・( むしろ情けの気持ちのほうが、 )

 

マウス ・・・( 大きかったのかもしれない… )

 

マウス ・・・( だが、リーチ…! )

 

マウス ・・・( おまえは… おまえは… )

 

マウス ・・・( また嘘を… )

 

 

リーチの言葉が頭によぎる。

 

 

「 今手元にあるのはヒーローデッキだけだよ 」

 

 

マウス ・・・( 私の情けは何だったんだ…? )

 

マウス ・・・( てめぇえ )

 

 

 

ガシっ!

 

 

マウスはリーチの首を掴む。

 

 

 

マウス :「 てぇんめえええええええええええええ…!!!!! 」

 

 

リーチの首が絞められリーチは言葉を発することができなくなる。

 

 

ギュュゥゥゥゥ・・・・

 

 

リーチ :「 ・・・ 」

 

 

マウス :「 呼び出した理由は “ 嘘 ” だ 」

 

マウス :「 エンキンでカードを売ったんだってなァ… 」

 

マウス :「 リーチィ…!! 」

 

 

次の瞬間、マウスはリーチの首元から手を放す。

 

 

リーチ :「 ハァ… ハァ… ゲホっ ゲホッ ゲホォォオ… 」

 

 

マウス :「 てめーの口は嘘をつくためについてんのか? 」

 

マウス :「 もう勘弁しねぇ 」

 

マウス :「 ヒーローデッキも… 」

 

マウス :「 残ってるもの全部だ 」

 

マウス :「 全部よこせ 」

 

マウス :「 話はそこからだ 」

 

 

リーチ :「 ・・・ 」

 

 

 

リーチ宅ー

 

 

リーチ :「 君には本当に迷惑ばかりかけて… 」

 

リーチ :「 申し訳ない… 本当に。 」

 

リーチ :「 このGXのハーフマットも、 」

 

リーチ :「 このストレージも、 」

 

リーチ :「 こ、この、ヒーローデッキも… 」

 

リーチ :「 ぜ、全部、君になら、 」

 

リーチ :「 た、託せるよ 」

 

 

マウス :「 駄目だ 」

 

マウス :「 足りねえ 」

 

マウス :「 オレは全部って言ったんだ…! 」

 

マウス :「 持ち金も全部出せ 」

 

 

リーチ :「 そ、そんな、さ、財布に入ってないですよっ! 」

 

 

マウス :「 いいから見せろ 」

 

マウス :「 オレと会ってから隠す時間なんて与えてねーんだ 」

 

マウス :「 その隙もな…! 」

 

 

リーチ :「 ま、また、う、嘘、つ、ついちゃっ… 」

 

 

マウス :「 救えねぇ 」

 

 

マウスはリーチの財布から3万円ほど抜き取る。

 

 

リーチ :「 ・・ 」

 

 

マウス :「 おまえから奪うものはもうないな 」

 

マウス :「 一応確認させろ 」

 

マウス :「 家の中全部だ 」

 

 

リーチ :「 はい、、 」

 

 

 

そしてリーチ宅の捜索が終わりー

 

数日後のことであるー

 

 

とある公園にてー

 

 

マウス :「 リーチ…! 」

 

マウス :「 おまえをここに呼んだ理由は見ての通りだ… 」

 

 

リーチ :「 ・・ 」

 

 

マウス :「 君たち、このお兄さんで間違いない? 」

 

 

カンテツ :「 うん! 」

 

リパイス :「 間違いないです! 」

 

マエシュトローク :「 はい! 」

 

 

マウス :「 で、何を盗まれたの? 」

 

 

カンテツ :「 デッキごと盗られました! 」

 

リパイス :「 ぼくは高いカードだけ何枚か盗られました! 」

 

マエシュトローク :「 ぼくはストレージから十枚単位でやられました! 」

 

 

マウス :「 こんな小さい子供たちから… 」

 

マウス :「 どうするんだ? 」

 

マウス :「 リーチ…! 」

 

 

リーチ :「 か、返します、、 」

 

 

マウス :「 君たちさぁ~! 」

 

マウス :「 このお兄さん、盗んだカードもうないみたいだから、 」

 

マウス :「 お金でも大丈夫かな? 」

 

 

カンテツ :「 しょうがないんでお金でも大丈夫です! 」

 

リパイス :「 カードじゃなくても何か返ってくるなら! 」

 

マエシュトローク :「 問題ありません! 」

 

 

マウス :「 ところでいくらくらい払ってもらいたいのかな? 」

 

 

カンテツ :「 2万円くらいです! 」

 

リパイス :「 だいたい3万です! 」

 

マエシュトローク :「 ぼくも2万くらい! 」

 

 

マウス :「 だとよ 」

 

マウス :「 払ってやれよ 」

 

 

リーチ :「 あ、あの、来月にならないとバイト代もらえなくて。。 」

 

 

マウス :「 来月の何日に貰えるんだ? 」

 

マウス :「 その日に受け取ってやるよ 」

 

マウス :「 この子たちと一緒に 」

 

 

リーチ :「 ら、来月は7万くらい入るので、、 」

 

リーチ :「 3人分なら、は、払えます、、 」

 

リーチ :「 に、にじゅうごにちです、、 」

 

 

マウス :「 そうか、じゃあ決まりだな 」

 

マウス :「 土下座して謝れ 」

 

 

リーチ :「 え、、 」

 

 

マウス :「 この子たちの前で土下座して謝れっつってんだ 」

 

 

リーチ :「 は、はい、、 」

 

リーチ :「 か、かーどを盗んでしまい、 」

 

リーチ :「 ほ、ほんとうに、申し訳ありませんでした、、 」

 

 

マウス :「 ニタァア 」

 

 

 

約一ヵ月後ー

 

シャーク帰りー

 

とある電車内にてー

 

 

チュダック :「 オオォーン! 」

 

チュダック :「 あ、マウスさんまた没収したの?w 」

 

 

マウス :「 話だけじゃ現実味がないと思ってさ~! 」

 

マウス :「 だから撮ってきてやるよ笑 」

 

マウス :「 リーチ✩フェアラートの “ 土下座動画 ” …! 」

 

 

チュダック :「 え、いつ撮るの?w 」

 

 

マウス :「 今から! 」

 

 

チュダック :「 こわw 」

 

チュダック :「 え、ほんとに今から行くの? 」

 

 

マウス :「 そーだお! 」

 

マウス :「 今日が奴の給料日だからなァ笑 」

 

 

チュダック :「 やばぁ~! 」

 

 

マウス :「 クックック… 」

 

 

チュダック :「 じゃあ土下座動画楽しみに待ってま! 」

 

 

 

ヨガバシカメラ店内ー

 

時刻は夜ー

 

 

リーチ :「 きゅ、給料貰ってきました、、 」

 

 

マウス :「 そうか 」

 

マウス :「 ならこの子たちに渡せ 」

 

 

 

リーチ :「 に、にまんえんになります 」

 

 

カンテツ :「 確かに…! 」

 

 

 

リーチ :「 さんまんえんになります 」

 

 

リパイス :「 はい…! 」

 

 

 

リーチ :「 にまんえんになります 」

 

 

マエシュトローク :「 OKです…! 」

 

 

 

マウス :「 じゃあ帰っていいぞ 」

 

 

リーチ :「 ? 」

 

 

マウス :「 てめーに言ってんだよリーチ…! 」

 

マウス :「 邪魔だから早く帰れ 」

 

 

リーチ :「 はい、、 」

 

 

 

リーチが去って行った後ー

 

 

マウス :「 ニタァアア 」

 

マウス :「 さてと 」

 

マウス :「 君たちに “ おこづかい ” をあげなきゃなァ笑 」

 

マウス :「 約束通り、1人5000円な 」

 

 

カンテツ :「 あざっす! 」

 

リパイス :「 まだバイトできる歳じゃないんで嬉しいっす! 」

 

マエシュトローク :「 アドっす! 」

 

 

マウス ・・・( 7万円受け取り、 )

 

マウス ・・・( こいつら3人に15000円… )

 

マウス ・・・( 一回につき55000円回収できるのか。 )

 

マウス ・・・( また別の中学生を用意すればいい… )

 

マウス ・・・( こいつらに紹介してもらって、 )

 

マウス ・・・( 詐欺の輪をもっと広げていこうじゃないか…! )

 

マウス ・・・( そうだ…! 無限ループだ…! )

 

マウス ・・・( 奴はオレのために労働し続ければいい… )

 

マウス ・・・( 永遠になァ…! )

 

 

 

それから数時間後ー

 

リーチ宅の前にてー

 

 

マウス :「 リーチ… 」

 

マウス :「 オレは約束を果たさなければならない… 」

 

 

リーチ :「 ? 」

 

 

マウス :「 そこに座れ 」

 

 

リーチ :「 はい、、 」

 

 

マウス :「 今から動画を撮る 」

 

マウス :「 土下座して謝れ 」

 

 

リーチ :「 はい、、 」

 

 

リーチ :「 カードを盗んでしまい、 」

 

リーチ :「 本当に申し訳ありませんでした 」

 

 

 

場面切り替わりー

 

 

チュダック :「 お~! 」

 

チュダック :「 まさか本当に動画撮ってくるとは思わなかったよw 」

 

チュダック :「 いや~、こんなの始めて見たよっ! 」

 

 

マウス :「 さて、じゃあ次は誰から没収しようか…! 」

 

 

チュダック :「 マウス… オレから没収すんのはやめろよ? 」

 

チュダック :「 さすがにガンダするよ、ガンダ! 」

 

 

マウス :「 いや、やんねーからw 」

 

 

マウス :「 ところで 」

 

マウス :「 今日の楽しみは何だと思う? 」

 

 

チュダック :「 おー? 」

 

 

マウス :「 念願のときが遂にやってきたのさ…! 」

 

マウス :「 このヒーローデッキを使うときが… 」

 

マウス :「 そう…! 」

 

マウス :「 オレは “ ヒーロー ” になったのさ…! 」

 

マウス :「 真のなァ…! 」

 

マウス :「 それを記念にこのデッキで大会に出ることにした…! 」

 

マウス :「 大会登録名はもちろん、 」

 

マウス :「 “ ヒーロー ”  」

 

 

 

 

 

次回は!

 

ポークスの代理出品をお願いしたんだけどさ~!

 

まさかのまさかですよ!

 

全部買え~!!

 

オレのカード全部買え~!!

 

前代未聞すぎる…

 

これが自爆ってやつですか!

 

わいの力見せたるで!

 

 

次回!! 第16話 「マイパワー!」

 

デュエル☆スタンガン!!

 

 

この物語はフィクションであり、

 

実在の人物・団体とは一切関係ありません(笑)